写真家 ハービー・山口 エッセイCD 第2弾。



「半年で帰ってくるから」



家族に、友人に、好きだった女の子に、そう言い残して、僕はロンドンに向かった。
…結局、はじめて日本に戻ってきた時は、出発から9年の月日が流れていた。



カメラひとつで渡ったロンドン。

洋服生地屋でアルバイトしながら、貧民街で暮らした。
ひょんなキッカケで入った劇団で、何もかも中途半端だった自分と戦い…。




劣等感を抱え、“自分が何者なのか”を知るために、イギリス・ロンドンに渡った青年は、
人に出会い、人に傷つき、人と笑い、人を撮りながら、自分という個性に自信と誇りを持ちはじめる。



70年代を過ごしたイギリス・ロンドンでの暮らしを綴ったシリーズ第2弾