R.N.A. ORGANISM
『Unaffected Mixes plus』
¥4,400 (with tax)
SWDTR 11
LP(2枚組)レコード
2021年7月23日リリース
日本のオルタナティヴ・ミュージック黎明期を代表するユニットとして注目される”R.N.A.オーガニズム”の未発表ミックス音源集が2LPで発売!Vanityレーベルから1980年に発売された唯一のアルバム制作時の別ミックス/ヴァージョンが、40余年の眠りから今ついに目覚める……。アブストラクトでフリーキー、オリジナル盤とは異なるアスペクトでその全貌を明らかとしたヴァイナル決定盤!!
<作品概要>
終わりの見えないCOVID禍の最中に送る2枚組LPは、日本のポスト・パンク期を代表するユニットとして再評価の機運高まるR.N.A.オーガニズムの未発表ミックス音源集『Unaffected Mixes plus』だ。同ユニット唯一のLP『R.N.A.O Meets P.O.P.O』(Vanity 0006, 1980)では、都会的なアフォリズムとエレクトロ・ミニマリズムを背景として、様々なガジェットを用いたスーパーチープなオルタナ・ダブを展開。海外を中心に「日本の元祖ミュータント・ポップ」などと評され、Vanity作品の再発も相まって話題となっていた。2020年に同レーベルのボックスセット限定で未発表ミックス集『Unaffected Mixes』を発表し、単独での同作品発売が待たれていたが、収録トラックが多少異なる本作『Unaffected Mixes plus』という形でリヴァイス発売となった。※ φonon よりCD決定盤『Unaffected Mixes ±』(SPF-022) も発売される。
一聴してわかるのが、Vanityのオリジナル盤LPとは印象がかなり異なることだ。当時スタジオで録音された多くの断片から、メンバー/プロデューサーによって切り貼りや編集が施されカセットテープに残されていたこれらの音源には、ユニットの方向性がよりヴィヴィッドに示されているのだろう。とはいえどちらも、70年代後期から80年代初頭に勃興した世界のインダストリアル・サウンドに共鳴するレシピから提供された貴重な記録となっており、COVID渦中に混合雑音突然変異した無機的生命体からの箴言でもある。
「R.N.A.オーガニズムのサウンドには彼ら独自の皮肉なユーモアと冷め切ったミニマリズム、スキゾフレニックなサウンド・コラージュが錯綜している。」──野田 努
Track List:
A
01 Marcia su Roma
02 Substance Came from You (Singular)
03 After Post
04 Bring es zu Nichts
05 Geuliseudo Seongtanjeol
C
01 African Development of Mutation
02 Pravda Diletant
03 Matrixing Contagion
G
01 Vor 22
02 Substance Came from You (Plural)
03 Post Later
04 Naughty Astronaut
U
01 Nativita e Presepi
02 Codice sur Africa
03 I Dilettanti
04 Matriks Berjangkit