2011年09月 アーカイブ

2011年09月05日

new start

台風の最中、この3日間かけて新しい住まいに移転しました。
倉庫にある数万枚のレコードを
2LDKの部屋に運び込みました。
あまりにも多いレコードとその重さに最後まで耐えてくれた
若いミュージシャンやDJたちの力を借りて。

今後この部屋からブログを更新していきます。
新しい出発です。

それにしても、
よくもまあこんなに多くのレコードやCDや洋書や書籍が溜まったものだ。
昨日までの前だけ向いてつんのめりながら新しい先端の情報だけを追い求めることは
もう2度とないだろう。
ボクにとっての3.11とは近代日本の終焉と同時に音楽も終わってしまったことを認めること。
さて、終わりからなにをどう始めようか・・。

2011年09月12日

velveljin / nostalghia

velveljin / nostalghia

「 タルコフスキーの映画のような、退廃的で、詩的で、断片的などこかありもしない寒い土地を連想させる 」アルバムを構想中だというメールをニコからもらったのは、まだ僅かに未来が残されていた今年の2月28日だった。あれから半年、9/16にnobleからリリースされるvelveljin「 nostalghia 」は、ロシア人監督アンドレイ・タルコフスキーの映画「ノスタルジア」の世界観に着想を得て制作されたもので、もうずいぶん昔に観たタルコフスキーの「 nostalghia 」をボクはすべて記憶しているわけではいないけれど、映画を観終わった後のジメジメ湿った水たまりのなかにいるかのような底なしの虚無感
velveljin / nostalghia ( nbl-202 )
だけは、いまも鮮明に残っている。松岡正剛氏は「千夜千冊」の第527夜ピーター・グリーン" アンドレイ・タルコフスキー" のなかで " 「空の夢」と「水の夢」とがタルコフスキーから離れたことはなく、この二つが分かれたことはない。ひらひらと、そしてひたひたと " とタルコフスキー映画のすべてのモチーフが「飛行」と「液体」をめぐるおびただしいカット群の、「浮遊すること。流離すること」と論されている ( さすがに言葉の扱い方が素敵な人だ ) 。これこそが現在の先端音楽 " Post-Apocalyptic Entity "を読み解く重要な鍵となるテーマのひとつでもある。ベルリンで行われたマスタリングがPantha Du Prince、Fennesz、Jan Jelinekなども手掛けるエンジニア、Kassian Troyerの手に依るもので、「今回のマスタリングエンジニア ( pole のスタジオ ) で dial のアーティストでもある kassian troyer や彼が紹介してくれたefdemin。彼らは創作活動に対して本当に真摯でした。音楽も当然かなり詳しいし、ベルリンのような有名アーティストがたくさんいてシーンもたくさんある厳しい状況の中で" どうすれば新しいことをできるか " を意識しながら日々がんばっています。そしてなにより楽しそうです ( Nico ) 」。
「 nostalghia 」での音楽は全編を通してDial系列の流れに組みするモダン・エレクトロニカ ( チル・ウェイヴ、ミニマルテクノ、ミニマルダブ ) と形容しても間違いないだろう。ボクの世代には考えられないエレクトロニックなテン年代独特の存在の痛み=ノスタルジア解釈である。


velveljinは、yohei yamakado ( Nico ) とmana haraguchiを中心として2009年に京都で結成された不定形バンドで、2010年に1stアルバム「 Nonsavoir 」を自主制作で発表した後、yohei yamakadoが映像を学ぶ為に渡仏し現在はパリを拠点に主にヨーロッパで活動している。 ( 我がremodel projectの1枚目コンパイル " a sign - paria ozaka kyoto " にも4曲提供してくれている ) 。最新の情報では9月10日にはパリのLa Galerie De Multiplesで2度目のサウンド・インスタレーションを行っている。そして、来年からまた新たに ''バンド'' として活動し、オリジナルメンバーのMasahiko Takeda ( この10月に渡英 ) とPaulを加えた4人がそれぞれの活動をvelveljin として再集合させる計画もある。

yohei yamakadoもまた言葉によって失うものの、畏れを知っている若者のひとりだろう。それはヴェルヴェルジンの音楽にはロマンチシズムとメランコリアの感情が一貫して流れているからだ。この作品での彼の寓意を紐解くにはもう少しの時間が必要だけれど。混沌と虚無の,黙示録時代にヴェルヴェルジンはパリから素敵な贈り物を我々に届けてくれた。ニコくん、マナさん、ありがとう。

velveljin / nostalghia ( nbl-202 )
1. straub
2. nostalghia
3. zerkalo
4. polt
5. xoanon
6. vogelfluglinie
7. schéma
8. nacelle
w&p by Yohei Yamakado 2011,
excet for " xoanon " written by Yohei Yamakado & Mana Haraguchi
thanks to Makoto Koda, Yuta Abe, Takuma Otsuki, Takamasa Matano & Yuzuru Agi
cover image: David Lemonier
graphics: Mana Haraguchi
mastered by: Kassian Troyer, Berlin
A&R direction: Junji Kubo
P&C 2011 noble

http://velveljin.com/
http://www.myspace.com/velveljin

VELVELJIN LIVE-SET 10. 09. 2011 18:00- LA GALERIE DE MULTIPLES PARIS (FR)
http://www.galeriedemultiples.com/
http://twitter.com/#!/mnhrgch

*

http://www.dial-rec.de/
**Dial Records is a music label focusing primarily on post-minimalist dance music (aka. deep house). It was founded in 1999 in Hamburg, Germany by Peter M. Kersten and David Lieske. The Label has released a number of influential 12" and full-length albums by artists such as Lawrence, Carsten Jost, Pantha du Prince, Efdemin and others.
http://www.myspace.com/dialrecords
http://www.discogs.com/label/Dial
http://www.kassiantroyer.com/

2011年09月25日

Momus: Samoa-Scotia-Sonata

Momus: Samoa-Scotia-Sonata

あさってからロンドン、イスタンブール、ストックフォルム、パルマ、アムステルダム、パリスなどへ1ヶ月以上ヨーロッパツアーをするというモーマスと、2012年、年明けにリリース予定の彼との、ロバート・スティーヴンスンをメイン・コンセプトにした新しい作品のプロジェクトの打ち合わせのためにnu things近くのカフェで会った。モーマスというとボクはいつも可憐な黄色の複色花の金雀枝 ( エニシダ ) を思う。エニシダは緑色の細い枝を株元からたくさん出し、細かく枝分かれして1~2mの高さに茂り、春になると葉の付け根に1~2輪ずつ枝を覆うくらい蝶のような姿で鮮やかな黄色いたくさんの花を
咲かせる。西洋ではエニシダの枝から箒(ほうき)を作り、魔女がまたがって空を飛ぶという箒もエニシダの枝でできているという。この種は成熟すると殻が激しく爆発し、時には15mほど飛んでいくこともあるという。彼にこんなイメージを抱くようになったのは、インターネットの電子図書館、青空文庫でのスティーヴンスン
( Stevenson Robert Louis ) の「ジーキル博士とハイド氏の怪事件 / The Strange Case Of Dr.Jekyll And Mr.Hyde」のなかのキャサリン・ディ・マットスに捧げた詩の " 神が結んだ紲は解かぬがよい。わたしたちはやはりあのヒースと風の子でありたい。ふるさと遠く離れていても、おお、あれもまたあなたとわたしのためだ。エニシダが、かの北国に美しく咲き匂うのは ( 佐々木直次郎訳 ) " という一編を読んでからなのだが、彼の生まれ故郷の風吹き荒ぶ北国スコットランドでは、ヒース( heath )と呼ばれる農耕に向かない痩せた土地、荒地には、背の低いエニシダのような植物が群生するのだが、スコットランドを離れ遠い土地ニッポンに住む彼とエニシダの花と、そしてスティーヴンスンが、妙に一致したからなんだ。さて2012年年明け発売予定のモーマスとのプロジェクトの音楽は既に半分は完成されていて、後は彼が帰国してから手掛けるDVD用の映像と音楽が完成するのを待つだけだ。とりあえずそのなかの一曲、チューニングもままならないヴァイオリンを奏でるモーマスの不協和音ソナタをアップしておきます。

Momus: Samoa-Scotia-Sonata

In August and September 2011 Momus worked in Osaka on a private commission from veteran Japanese music critic Agi Yuzuru to create a piece of music related to the writer Robert Louis Stevenson. The resulting piece, an interpretation of Stevenson’s Samoa years conveyed by tone colour alone, is a forty-minute sonata which will appear in due course as a limited-edition CD released by Agi’s Nu-Things label, backed by Nakamura Yasuyuki from Studio Warp

http://youtu.be/Y9tRxtCByQo

momus
http://imomus.com/

2011年09月28日

Music is a typography ( Music Typography )

Music is a typography ( Music Typography )

ロバート・フローリー ( Robert Florey ) の1927年制作のサイレント・フィルム" The Love of Zero " によって初めて使われたアヴァンギャルド( Avant-garde ) という言葉は、先駆者や前衛芸術(または前衛美術)を意味するものだが、元々はフランス語で前衛部隊 ( advance guard)を意味し旧世代に属する芸術、保守的な権威、資本主義体制など、旧態依然とする様々なものへの攻撃の先頭に立つというような、政治的変革のニュアンスも含まれていた言葉であった 。ボクはこうしたロシア・アヴァンギャルド、バウハウスなどにみられるモダニズム( 工業化によって生成され人工的に合成された大衆文化や偽造または機械的な文化 )・デザイン の虜になってから久しいのだが、それらモダニ
ズムでのコンストラクティヴィズムの、「人間的な認知(思考)・行動・判断が社会的な現実や一般的な真理(事実)をつくり上げていくという立場を意味しているもので、プラトニズム(実在論)や論理実証主義を否定し、現実や真理とは人間の心理や行動がつくりだしていくものであり時代や状況によって現実(真理)が変化するという意味の価値相対主義(文化多元主義)」という考え方、イコール、社会実践と新現実主義の態度に最も共鳴し続けてい
るからだろう。この頃グリッチ以後の新しいエレクトロニック・ミュージックを聴くとき、無意識にロシア構成主義の幾何学的抽象性や立体的作品を視るかのように、そのサウンドを構成しているフォルムやデザインやタイポグラフィを聴いている。音楽を楽しむというよりも、その構造,サウンド・デザイン、サウンド・インスタレーションを楽しんでいるといったほうがいいだろう。特にボクは最近のグリッチやミニマルダブなどのエレクトロニック・ミュージックを一種のタイポグラフィーと看做し、例えばある作品の音響をハーブ・ルバリンが1970年にデザインした見出し用書体アヴァン・ギャルド・ゴシック ( Avant Garde Gothic ) に例えてみたり、聴きながら頭の中に浮かんでくる映像をまるでキネティック・タイポグラフィ ( Kinetic Typography ) =モーション・グラフィックのように感知して聴いているのだ。こんなこと書くと頭がおかしくなったんじゃないかと思われるが、音楽を創造 ( デザイン ) するとは、一定の文字の形状を複製し反復使用して印刷するための媒体=活字 ( タイポグラフィ Typography )や、レタリング、カリグラフィなどを用い、

constructivism art (typography in motion)

*stop motion animation for type in motion project. the theme was history.

それを適切に配列して構築するデザイン・テクニック ( 文字表現のデザイン処理。情報伝達に適合したスペース、書体、大きさ、字間、字数、行間、行数等の選定だけではなく、注目度、可読性、美しさなどへの配慮 ) となんら変わりがないと言いたいのだ。まあちょっと極端だが " Music is a typography " として解釈することも可能だということ。構成主義のこの世界にある常識・現実を、人間の営みによって組み立てていくという考え方は、エレクトロニック音楽の最新の運動にもいえる。アップしている写真は、今回の引っ越しの際にレコードに埋もれて出て来た1981年にN.YのAGP Mattews社より“印刷物の上に残された20世紀のデザインとタイポグラフィの記録”をコンセプトとしたシリーズ5冊で発行された " The Avant-Garde in Print " のなかのno.5 ( 確か1万円で購入した ) / Kulon Szam " MA / Musik Und Theater Number " 。A.M.Cassandre ( french, born Adolphe Mouron in Russia, 1901-1968 ) の1929年の" Typographic composition " をみていると、そこにDialでのモダン・エレクトロニックや、raster-notonでのグリッチ以後のサイン波による数学、信号処理、電気工学的エレクトロニック・ミュージックは勿論のこと、ミニマルダブやインダストリアル・ミニマルなどすべての先端音楽に、ミュージック・タイポグラフィとでも名付けたい創作テクニック、サウンド・デザイン、音響構築が立ち現れてくる。ミュージシャンという言葉も考えれば古くさい前時代的なことばだな。いまやサウンド・デザイナー、空間デザインを含めたサウンド・インスタレーターと呼ぶほうがそれに相応しい。

Love of Zero (1928) *HIGH QUALITY* Part 1
http://youtu.be/415h61T7xBk
**"Love of Zero" (1928) HIGH QUALITY
Catch a glimpse into the fascinating world of silent film avant garde! I got this short film from "Unseen Cinema: Early American Avant-Garde 1894-1941" Buy it on amazon.com!

Love of Zero (1928) *HIGH QUALITY* Part 2
http://youtu.be/oGAjiVgq--4

http://www.modernism101.com/cohen_set.php

Typography-Based Designs of Music Album Covers – Inspiring Examples
http://www.inspiredm.com/typography-covers/

***
DIAL RECORDS

VARIOUS ARTISTS / 2010 - II ( dialrec 51 )
A: Carsten Jost - Days Gone By
B: 1. Kassian Troyer - Tourist
2. Rndm - No Beginning
w&p Carsten Jost
B1. w&p Kassian Treyer
B2 w&p by Oliver Kargl
cover image: Fionn mcCann for Aspen Magazine 5+6 edited,
designed and curated by Brian O'Doherthy ( 1967 )
graphics: ITF Graphic Design
mastered by: Rashad Becker at Clunk
made in EU
DIAL 2010

VARIOUS ARTISTS / 2010 - I ( dialrec 50 )
A: Isolee - Black Lodge
B: 1. Efdemin - Time
2. Lawrence - Treacle Mine
w&p by Rajko Muller
B1: w6P by Phillip Sollman
B2: w&p by Peter Kersten
mastered by: Rashad Becker at Clunk
cover image: fionn McCann for Aspen Magazine 5+6 edited,
desined and curated by Brian O'Deherthy ( 1967 )
graphics: ITF Graphic Design
madein EU
DIAL 2010

VARIOUS ARTISTS / 2010 - III ( dialrec 52 )
A: 1. Pigon - Koto
2. John Roberts - Lines
B: 1. Christian Naujoks - New Heaven & Earth
2. Pantha Du Prince - Fountain Drive
A1. w&p by Oliver Kargl / Phillip Sollman /
A2. w&p by John Roberts
B1. w&p by Christian Naujoks
B2. w&p by Hendrik Weber
cover image: Fionn McCann for Aspen Magazine 5+6 edited
designed and curated by Brian O'Doherthy ( 1967 )
graphics: ITF Graphic Design
mastered by Rashad Becker at Clunk
made in EU
DIAL 2010

*

EFDEMIN / CHICAGO REMIXES -1 ( dialrec 56 )
A: 1. Nighttrain (Portable Remix)
2. Nighttrain (Dub)
B: 1. There Will Be Singing (DJ Koze Remix)
very special thanks to: John Roberts for his getting the picture, Till Sperrle for sharing, " Architektur im Widerspruch ", Stefan Kozalla and Alan Abrahams for the great work, Rashad Becker for for staying calm and wise and lending the amazing drumtraks to me, which was used in the original recording, The Art Institute of Chicago gor licensing the picture used on the cover, Kassian Troyer for providing the Eimerketten-Echo used in the Dub-Version of Nighttrain
all tracks written by Phillip Sollmann
mixing ( B2 ) Kassian Troyer
mastering: Hans Jorg Frage ( B1 )
Rashad Becker ( A1, A2 )
cut: Rashed Becker @ Dubplates & Mastering
made in Germany
DIAL 2011

Efdemin There Will Be Singing DJ Koze Remix
http://youtu.be/FysqlLsqDL4

EFDEMIN / CHICAGO ( Dial LP 21 )
A: 1. Cowbell
2. Shoeshine
B: 1. Oh My God
2. There Will Be Singing
C: 1. Night Train
2. Le Grand Voyage
D: 1. Wonderland (The Race For Space)
2. Oh My God (Reprise)
W&P Phillip Sollmann, Berlin 2009
oh my god evolved out the Moskau-Berlin-Session with Nina Kraviz
mastering: Rashad Becker
mixing: Kassian Troyer
design: ITF Grafik Design, Till Sperrle
made in Germany
DIAL 2010

Efdemin - There Will Be Singing

Efdemin — Shoeshine
http://youtu.be/OUGTrZ2nfxE

EFDEMIN / BRUXELLES ( dialrec 24 )
A: Van Laack Vacuum (Cut)
B: 1. Baumgartnerhöhe (Copy)
2. School Of Velocity (Paste)
written and produced by Efdemin
cover image : Thomas Eggerer
graphic design: ITF Grafik Design
Efdemin, Vienna, 2004.
Cover Image: "Heloise", 2003, Siebdruck auf Papier, 55 x 125 c
made in Germany
DIAL 2005

*

PIGON / SUNRISE INDUSTRY ( dialrec 59 )
A: 1. Dirty Float
2. Painting The Tape
B: 1. Sunrise Industry
2. Flip Over Pill
written and produced by Oliver Kargl, Phillip Sollmann, Berlin 2011
graphiks: ITF Grafik Design
mastered by Helmut Erler
cover photography: Till Sperrle
© & ℗ Dial. Mastered by Helmut Erler, Dubplates & Mastering, Berlin. Distribution: Kompakt. Made in the EU 201
made in Germany
DIAL 2011

Pigon - Painting The Tape

Pigon - Flip Over Pill
http://youtu.be/CFCZzS7gFuc
**Dial 059
Created with mp32tube.com

*

PAWEL / BERKELEY ( dialrec 48 )
A: Berkeley
B: 1. Mate
2. Whitey
W&P by Keni Mok at Mysundegads Studio, 2009
cover image: Heji Shin
grafik: ITF Grafik Design
all tracks published by Warner Chappell.
distributed by Kompakt.
A-side: 45 RPM / B-side: 33 ⅓ RPM
made in Germany
DIAL 2009

Pawel - Berkeley
http://youtu.be/ctP0oAkfnjQ

Pawel - Kramnik
http://youtu.be/bIb3L2YJk0g


*

JOHN ROBERTS / MIRROR ( dialrec 46 )
A: Mirror
B: 1. Maroon
2. Pruned
wriiten and produced by John Roberts
artwork by Anna Moller
graphic design by ITF Frafik Design
made in Germany
DIAL 2009

John Roberts - Maroon

JOHN ROBERTS / GLASS EIGHTS ( dial LP 22 )
A: 1. Lesser
2. Navy Blue
B: 1. Ever Or Not
2. Dedicated
3. Interlude (Telephone)
C: 1. Porcelain
2. August
D: 1. Went ( written & produced by Carson Chan )
2. Glass Eights
w&p by John Roberts 2009-2010
mastered by Helmut Erler Dubplates & Mastring, Berlin
photography: Brooke Chroman, John Roberts
graphics: Till Sperrle
made in Germany
DIAL 2010

John Roberts - Glass Eights

John Roberts - Ever Or Not
http://youtu.be/nFqFpGa1lqk


*

PHANTOM GHOST / FOUR SHADOWS ( dialrec 49 )
A: 1. The Shadow ( I )
2. The Shadow ( II )
B: 1. The Shadow " Im Schutt " ( III ) by Phantha Du Prince
2. The Shadow " In Praise of Shadow " ( IV ) by Carsten Jost
music and lyrics by Phantom Ghost
produced by Thiee Mynther
recorded and mixed at Clouds Hill by Johann Scheerer
mastered by Dubplates & Mastering
cover image: Cosims von Boningrafik: ITF Grafik Design
made in EU
DIAL 2010

Phantom Ghost - The Shadow In Praise Of Shadow [4] (Carsten Jost Remix)
http://youtu.be/VDBzTG5kHGQ

*

ISOLEE / THE FANTASTIC RESEARCHES OF YUSHIN MARU ( dialrec 53 )
A: Törn
B: The Fantastic Researches Of Yushin Maru
w&p Rajko Muller
cover image by Nick Mauss
grafik: ITF Grafik Design
mastered by Loop-O at Dubplates & Mastering, Berlin
made in Germany
DIAL 2010

Isolee - Törn
http://youtu.be/KJ48YGVo_Yw

*

PANTHA DU PRINCE / XI VERSIONS OF BLACK NOISE ( RTRADCD613 )
1. Moritz Von Oswald The One Version Of Welt Am Draht
2. Die Vögel Version Of Welt Am Draht
3. Lawrence Version Of Stick To My Side
4. Four Tet Version Of Stick To My Side
5. The Sight Below Version Of A Nomad's Retreat
6. Efdemin Version Of Stick To My Side
7. Hieroglyphic Being Version Of Satellite Sniper
8. Carsten Jost Version Of Stick To My Side
9. Animal Collective Version Of Welt Am Draht
10. Pantha Du Prince Fata Morgana Version Of Lay In Shimmer
11. Walls Version Of Stick To My Side
produced by Hendrik Weber
written by Hendrik Weber, Noah Lennox (tracks: 3, 4, 6, 8, 11)
cover design : Christian Flamm
artwork : Christian Flamm
released in standard jewel case with 16-page staple bound insert booklet (which has 13 blank, black pages).
credits on back cover of insert booklet incorrectly credit Rafael Irrisari as part of "The Side Below".
all tracks published by Domino Publishing Ltd
made in UK. Europe
ROUGH TRADE 2011

Pantha Du Prince - Welt Am Draht (Die Vögel Version) Fan Video no official

PANTHA DU PRINCE / LICHTEN ( dialrec 29 )
A: Lichten ( 45rpm )
B: Walden ( 33rpm )
composed and produced by Hendrik Weber, Paris autumn 2005
w&p: Hendrik Weber
mastered by Rashed Becker at d&m
cover image: " did you see the birds " , Hendrik Weber 2006
gaphics: ITF Grafik Design
made in EU 2006
DIAL 2006

Pantha Du Prince - Lichten

PANTHA DU PRINCE / BEHIND THE STARS ( dialrec 45 )
A: Behind The Stars
B: Frozen Fog
written and produced at Maschinenraum 2009.
mixed at Clunk.
cut at D&M (Dubplates & Mastering, Berlin).
Prepared acoustic guitar and prepared Kalimba played at Atzmaennig in 2008.
field recordings made in Krakow 2007.
cover artwork: "Behind The Stars" 2009.
published by Domino Publishing.
distributed by Kompakt.
Pressed at MPO Averton.
Made in the EU 2009
B: recorded by – Cylob, Pantha Du Prince
A: acoustic guitar – Joachim Schuetz / kalimba– Stephan Abry
made in Germany
DIAL 2009

Pantha Du Prince - Behind The Stars
http://youtu.be/S184ugE0jcw

Pantha du prince - Frozen Fog
http://youtu.be/bhSa4Kg_eEI

PANTHA DU PRINCE / THIS BLISS ( dial LP 09 )
A: 1. Asha
2. Saturn Strobe
B: 1. Moonstruck
2. Eisbaden
C: 1. Urlichten
2. White Out
D: 1. Steiner Im Flug
2. Seeds Of Sleep
all tracks composed, arranged and produced by Hendrik Weber
except A2 Programmed by Hendrik Weber written by Robert Skempton
artwork by H. Weber
**"...The light was deeper but more resonant.
as if every leaf and flower were a window into a furnace..."
(J. G. Ballard from "Myths Of The Near Future")
made in Germany
DIAL 2007

Pantha Du Prince - Saturn Strobe

PANTHA DU PRINCE / LAY IN A SHIMMER ( RTRADST591 )
A: 1. Lay In A Shimmer - Original
2. Sonnensturm
B: 1. Ursonate 3
2. Lay In A Shimmer - Fata Morgana Version
all tracks written & produced by Hendric Weber
mastered by Kassian Trover
graphics by ITF Grafik Design
cover artwork by Hendrik Weber " ...son well st.pierre " organ of cathedrale st, pierre, geneve
made in UK
ROUGH TRADE 2010

Pantha du Prince - Lay In A Shimmer

*

CHRISTIAN NAUJOKS / UNTITLED ( dial CD 13 )
1. Horizon Scene
2. Maladies
3. Young Blood
4. Idyll
5. Two Epilogues: No. 1
6. Two Epilogues: No. 2
7. Off The Rose
8. Light Over The Ranges
9. Bar 27
10. Bloom
11. Bass Of Rome, No Radio.
12. Baby Blue
written and produced by Christian Naujoks
except: 1, 2, 3, and 4 produced by Tobias Levin and Christian Naujokas at Electric Studios, Hamburg, Marimba on 2, and 4 by Johann Popp...
cover artwork: Dirk Stewen
grphic : ITF Grafik Design
mastered by Helmut Erler
*written and produced at Electric Avenue Studios, Hamburg.
"Off The Rose" version of the song "Leave Me Alone" by New Order.
"Baby Blue" adapted from the song "It's All Over Now Baby Blue" by Bob Dylan.
mastered at Dubplates & Mastering, Berlin.
cover image: "Untitled", 2008
made in Germany
DIAL 2009

Christian Naujoks off the rose
http://youtu.be/OwH3VoRYurM

*

ROMAN FRUGEL / FATTY FOLDERS ( DIAL LP 23 )
A: Lush Life Libido
Deo
B: The improviser
Krautus
C: Rude Awakening
Song With Blue
D: Softice
Don't Break My Heart
w&p Roman Flugel
cover image: Josephine Pryde
graphics: ITF Grafik Design, Till Sperrie
mastered by Lupo, Dubplates & Mastering, Berlin
made in Germany
DIAL 2011

Roman Flügel
Real Name: Roman Flügel
Profile: One of the biggest names in the German electronic music scene.
Active since the early 1990's, Flügel is a chameleon visiting many styles from ambient/idm to house, techno, electro and leftfield.
Works solo or with long time partner Jorn Elling Wuttke.
Also co-founders of the Ongaku/Klang/Playhouse labels.

http://romanfluegel.de/
http://soundcloud.com/roman-fluegel

Roman Flügel - Lush Life Libido
http://youtu.be/u7L31t-ggqs

Roman Flügel - Song with Blue [HD]

ROMAN FRUGEL / BRASIL ( DIALREC 58 )
A: 1. Brasil
2. Bahia Blues Bootcamp
B: 1. Damn Whistle
2. Brasil (reprise)
written and produced by Roman Flugel
mastered by Lupo
photography by Josephine Pryde
designed by Till Sperrle
mastered at Dubplates & Mastering, Berlin
graphics at ITF Grafic Design, Berlin
made in Germany
DIAL 2011

Brasil
http://youtu.be/L7qeX4dtUak

ROMAN FLUGEL / HOW TO SPREAD LIES ( DIALREC 054 )
A: 1. How To Spread Lies
2. Sunny Side Up
B: 1. Pattern 16
2. Pianopiano
w&p Roman Flugel
cover image: Josephine Pryde
graphics: ITF Graphic Design ( Till Sperrie )
mastered at Dubplates & Mastering, Berlin
made in Germany
DIAL 2010

Roman Flügel - How To Spread Lies (Released: 2010)

*

Music is a typography
07 oct. 2011
pm18.00 - 23.00
@ nu things jajouka
1500yen ( incl. one drink )
bricolage AGI Yuzuru


*

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