KYOU-015 AUBE [2000]

発売日:2017年11月19日(日)
定価:¥2,000(-税別)
品番:KYOU-015

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AUBE
2000

01. The Solvay Library Brussels Belgium 27 October 2000
02. Sonority Area Version 2000-1.0 By Glass At Artishow On 5 April 2000

KYOU-015
19.Nov 2017 release
2.000yen+tax

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「ここからAUBEの新しい〈歴史〉が始まる。」

<作品概要>
2016年から2017年にかけて京都のレーベル〈shrine.jp〉からリリースされた1990年代カセット作品のリイシュー・プロジェクトによって新世代からの再評価も著しい日本のノイズ/ミュージックの聖域Aubeこと中嶋昭文(京都府出身;1959-2013)。新たにスタートする本シリーズは 中嶋が主宰していたレーベル〈G.R.O.S.S〉から2000年代に継続的に発表され、現在では入手困難となっているCD-R/ライブ録音シリーズから年代順にトラックを選出し、アーカイブ・アルバムとして再構築するリイシュー・プロジェクトである。その第一弾『2000』は『Bar 2.1-A 2000-2001』(GRL-010RR/2002)、『Live In Montreal 2000』(GRL-003/2001)から、1981年製のアナログ・シークエンス・シンセザイザーSQ-01(Firstman)を用いて光の反射のごとき高音域の持続から洞窟の中の震動のような低域のドローンを経由しシーケンシャルな電子音を鳴らす“The Solvay Library Brussels Belgium 27 October 2000”と、音の気配と蠢きが交錯する儀式的な“Sonority Area Version 2000-1.0 By Glass At Artishow On 5 April 2000”など2000年録音の長尺2曲を収録。伝説的な1990年代の活動を経て、新たなモードに変化しつつあった2000年代最初期のAubeのサウンドを存分に満喫できる貴重な1枚である。ここからAUBEの新しい〈歴史〉が始まる。 デンシノオト

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<アーティスト情報>
1959年1月13日京都東山三条で生まれる。80年代初頭の大学時代から、シンセサイザー等の電子楽器を使用し、学友との展示会の音響制作などをおこなう。1990年、美術作家の有地左右一+笹岡敬による水のインスタレーション『Water1990』への参加を契機に、翌91年からAUBE(オウブ)として本格的に音楽活動を開始。京都「ヴァニラ・レコーズ」でデビューカセット『Hydrophobia』を発表。AUBE作品の特徴は、常に一つの作品に対して一つの素材(水、蛍光灯、金属、ガラス、心拍、脳波等)のみをサンプリング・ソースとしてエフェクト加工を施し制作されていることである。92年に自主レーベルでありデザイン・プロジェクト「G.R.O.S.S.」を設立。自身の作品も含め国内外のノイズアーティストの作品を50〜100本限定でリリース。本業であるプロダクト/インダストリアル・デザイナーとしての技術を生かしたハンドメイド・パッケージのカセットテープ作品をリリースし、レーベルの独自性を打ち出す。90年代中頃から国内外のレーベルからのオファ—を殆ど断ることなく、精力的に作品をリリースする。同じ時期に海外からの招聘も始まり、世界各国でライブ演奏をおこなう。2005年、イタリアのM.B.とのコラボレーションをおこなった頃より、健康上の理由で作品リリースが減りライブも停止する。2013年9月25日享年54歳で永眠。生前に制作したタイトル数は、ソロ、スプリット、コンピレーション、デザインワークなどを含めると300種に及ぶ。