発売日:2018年6月15日
定価:¥2,300(-税別)
品番:KYOU-115
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Graham Dunning
Music by the Metre Archive One
1.1206221451A(350m edit)
2.1206221722A(350m edit)
3.1206231900A(350m edit)
4.1206231958A(350m edit)
KYOU-115
15.Jun 2018 release
2.300yen+tax
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改造ターンテーブル、古いテープマシン、フィールドレコーディング、アナログの電子音などを交錯させ、霞んだ音色のマテリアル・ノイズを制作するロンドン在住の音響作家Graham Dunning。無数のリリースを誇るGraham Dunningだが、まず最初に聴いていただきたい作品だ。この〈Entr’acte〉の重要作を「ニュー・レトロスペクティブ」として聴くこと。それは現在の音響シーンのあり方を逆方向から照らす貴重な聴取体験になるだろう。
<作品概要>
改造ターンテーブル、古いテープマシン、フィールドレコーディング、アナログの電子音などを交錯させ、霞んだ音色のマテリアル・ノイズを制作するロンドン在住の音響作家Graham Dunning。彼はセルフ・レーベル〈Fractal Meat Cuts〉から多くのカセットやデジタル作品をリリースし、実験音楽マニアを魅了している音響作家だ。
『Music by the Metre Archive One』は、そんな彼が2014年にベルギーの〈Entr’acte〉からリリースしたアルバムである。「インダストリアル・ペインティング」の考案者/イタリアの画家Giuseppe Pinot-Gallizio(1902~1964)へのオマージュとして制作された作品という。「インダストリアル・ペインティング」とは抽象的な表現主義の絵画を巨大で長いロール・キャンバスに自動的に作成・印刷していく技法の絵画のことだ。
本作の自作機材を用いて生成されたアブストラクトなノイズ・ループは、まさにインダストリアル・ペインティングのノイズ・サウンド版といった趣だ。アルバムには全4曲収録されており、全曲を通じて、古いテープマシンを蘇生/再生/破壊したかのようなノイズの渦が、雨、もしくは傷のように降り注ぎ、さらには湯気のように交錯し、抽象的な音響世界を展開する。無数のリリースを誇るGraham Dunningだが、まず最初に聴いていただきたい作品だ。 デンシノオト