発売日:2018年7月20日
定価:¥2,000(-税別)
品番:KYOU-025
Amazon https://amzn.to/2TVPSbX
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Ryo Murakami+duenn
moire
1.one ment6
2.Rust
3.wald
4.nonexistence
KYOU-025
20.July 2018 release
2.000yen+tax
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本作『moire』はインダストリアル/ダーク・アンビエント・サウンドで知られるRyo Murakamiとアンビエント/ドローン作家duennの共作アルバムである。このいっけんまったく相反する個性は、どのような音響を生成したのか。本作はその興味深い試みの記録であり、現代の音響感覚を象徴するダーク・アンビエントの結晶である。
<作品概要>
『moire』は、まぎれもなくRyo Murakamiとduennの音響が「交錯」する競作でありながら、二人の個性が「融解」しているアルバムでもあった。「交錯」と「融解」の境界線が消失し、新しい生命体=音響の誕生のごとき未知のアンビエント/ドローンが生成していた。
Ryo Murakamiとduennの初競作アルバムが、このように予想を超える「交錯/融解」を実現したことに深い驚きを禁じ得ない。単なる交錯ならば、ありえる。普通の融解ならば、予想が付く。しかし『moire』の「層」となっているノイズやドローンを聴き込んでいくと、いったいどちらが手掛けた音なのか?という認識は、いつしか逆転し、無化し、その問いかけが意味をなさなくなる瞬間が多々あった。「個」を超えた「音響空間」の誕生とでもいうべきか。「人間以降のドローン/アンビエント」を思わせる未知の響きを『moire』のノイズや持続音は、確かに鳴らしていた。 デンシノオト