KYOU-036 V.A. (サロンキティ /ヴィオラリネア/BCレモンズ)『fantin latour(3CD)』

発売日:2020年12月18日
定価:¥4,000(-税別)
品番:KYOU-036

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V.A. (サロンキティ /ヴィオラリネア/BCレモンズ)
fantin latour(3CD)

CD1. Salon Kitty / 植物
CD2. VIOLA RENEA / SYGUIRIA LADY
CD3. THE BC LEMONS / SUPER SINGLE

KYOU-036
18.Dec 2020 release
4.000yen+tax

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1984〜85年ポストVanity Recordsを意識して展開されたfantin latour Records。リリースした3枚のレコードをオリジナルマスターテープより初CD化。また当時を知る宇都宮 泰氏がすべてのデジタルリマスタリングを担当。ファンタン ラトゥール レコーズのリィシュー完全版3CD BOX SET完成‼︎

<作品概要>
Salon Kitty / 植物
ヴィオラ、アコーディオンを中心にした音世界の上にファルセット・ヴォイスや詞が重ねられるサロンキティの音楽は、日本の「間」と通底する。茶室や日本庭園の、無いものと有るものの絶妙な調和は、サロンキティのゆったりとした間の取り方や、音と音の間、声と声の間に充満しているものを生かす為にこそ音を奏するという態度に継承されている。限りなく涼しく、冷たく、華やかな音楽。宗達の「かきつばた」の絵が想い出される。
(REV Vol.2 1985.4.20レコードレヴュー/田中浩一より抜粋)

VIOLA RENEA / SYGUIRIA LADY
ヴィオラリネアのサウンドは「未知の記憶」を打ち出す。その音はダイナミックなファンク・べースと細やかな装飾リズムを打つドラムを基調に、マンドリンが波打ち、リーディア教と称する神秘学上に立脚した造語を主にヴォーカルが展開されるものだ。特にマンドリンの使い方は、ギリシャ民族音楽を想わせる。中近東やギリシャ、東欧の民俗音楽を研究している彼等は、どこか遠い記憶の底にあるメロディーと、テクノ・ポップに共通の「クリミナル・ワールドとしての未来」を融合させ、そこにシギリアン・レディというファム・ファタールを置く。
(REV Vol.2 1985.4.20 レコードレヴュー /田中浩一より抜粋)

THE BC LEMONS / SUPER SINGLE
パンク以降からオルタナティブへの流れは大変興味のある事でした。必然的にそうなるとも思っていましたが、それは同時にロック・ミュージックがムーブメントから離れて個人的な傾向を強くしていくことを意味していたと思います。つまり当時の他の音楽を聴いて「僕もこういうことをしよう」などと考えることはもう違うのではないかと。混沌としたものではなく、すっかり上空へ抜けた感じにしたかったのです。以前から好きだった紀元前B.C.という響きと合う言葉や意味を探していてLemonsを合わせました。ロック・バンドという形を変えたくてアコースティック・ギターとドラム・セットなしの打楽器とオルガンぐらいではじめました。
ロック・ミュージックはとっくに終わってしまったのだとしても、真に感覚的な音楽というものはまだ目覚めぬ脳や感性の中に見え隠れしている。
(ヴァニティ インタビュー/飯田充宏 2020.9.17 Kyou Recordsより抜粋)