NICO

NICO

NO WAVE - 04
「アブソリュートリー・フリー」から
「ミッシング・ファウンデイション」のニューヨーク

NICO
イギリス、フランス、イタリア、ドイツの4つの言語を話すニコが,聴覚障害を持っていたことは知らなかった。聴覚障害を持つ音楽家ではベートーベンが有名だが、突発性難聴を患ったミュージシャンはザ・フーのピート・タウンゼントなど数えられないほどいる。ビョークのアルバム" Telegram " にもコラボレートしているスコットランド生まれの打楽器奏者、エヴリン・グレニー (
NICO / CHELSEA GIRL ( 2353 025 SELECT )
Evelyn Glennie ) は、聴覚障害者で独学の果てに、音とは振動であり、呼吸であって耳で聴くものだけではなく、身体で聴くものだということを立証した活動をしている ( 彼女のTouch the soundというDVDが発売されている ) 。ニコはそれに加え重度のヘロイン常用者でもあった。ずっと噂になっていた彼女の虚無主義と悪魔のような振る舞いは、すべてそこに因しているのだ
が、'88年にスペインのイビサ島に旅行で訪れた際に心臓発作に襲われサイクリング事故で亡くなる前には、運動と健康に留意したベジタリアンでもあったというのが、なんとも皮肉ではある。ドイツ、ベルリンの母親の敷地にあるGrunewald Forest Cemeteryに埋葬されるときに、アルバム " Desertshore " の中の 曲 " "Mütterlein" が流されたという。2008年10月11日には、ニコの70歳の誕生日を祝った " Life Along the Borderline ( ボーダーラインに沿った人生 ) " というタイトルの、James Dean Bradfield、Mark Lanegan、Mark Linkous of Sparklehorse、The Fiery Furnaces、Guillemots、Nick Franglen of Lemon Jelly、Peter Murphy、Liz Green、 Lisa Gerrard ( Dead Can Dance ) たちが集結したセレブレーションを、ジョン・ケイル主催で行われた。38年、ナチに支配されていたドイツ、ケルンで生まれたニコは ( '43年ハンガリーのブダペストで生まれたという説もあるが? ) 、鉄道員だった強制収容所で死んだ父親を持つ家庭に育ち、第2次世界大戦の終わる'46年にはロシアの占領から逃れて、破壊されつくしたベルリンのアメリカン防衛区域に移り住んだ。 'Nico From The Grave Look " と言われた高い頬骨、目の周囲に黒くアイシャドーを塗った濃い化粧、その墓穴から生き返った死者のようなゴチック・ファッション ( ゴス )や、虚無主義と悪魔のような振る舞い、ニコの麻酔薬の効いたような抑揚のない声の背後に潜む存在の痛みには、おそらくそうした戦後の焼け野原になった破壊されつくした世界の終わりの原風景が刻み付けられていたのかも知れない。

Soap&Skin + John Cale "Tananore" @ "A Life Along the Borderline" in Teatro Comunale di Ferrara
http://www.youtube.com/watch?v=xAPmrx3eFXA
**A Life Along the Borderline: A Tribute to Nico
John Cale + Band feat. Anja Plaschg (Soap&Skin)
May 10th 2009
***このステージでヴォーカルにフィーチャーされているAnja Plaschg ( Soap & Skin ) は、オーストリア南東のGnasと呼ばれる村の農家に生まれ、ウィーンで育った19歳のシンガー・ソング・ライターで、ニコの再来だと言われている。このエキセントリックな存在感にボクはいまぞっこんである。クラシックからエレクトロニックを横断する彼女は、現在の音楽シーンでアントニー・ヘガティ同様、最も興味を注いでいるアーティストのひとりだ。デビュー・アルバム " Lovetune For Vacuum " がオーストリアのレーベルから発売され、4月にPias UKにライセンス・リリースされたアルバムや、シングル " Spiracle " や " Marche Funebre " も発売されている。
Soap&Skin - Sleep
http://www.youtube.com/watch?v=xN1MQ1XgNbw
Soap&Skin - the sun
http://www.youtube.com/watch?v=Yw71o2dVNTw

Tributo a Nico 2 FERRARA 10 MAGGIO 2009
http://www.youtube.com/watch?v=4qDJBhe5_Ts
**the story of music:John Cale and Band, Lisa Gerrard, Mark Lanegan, Mark Linkous, Peter Murphy, Mercury Rev, Soap & Skin;
"All That Is My Own"

親友の写真家のハーバート・トビアスが、パリで恋をした男ニコ・パパタキスから名付けたNico ( ニコ : 本名クリスタ・パフゲン) は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホルと活動する以前、 10代の頃にはすでにヴォーグなどの雑誌で、ファッション・モデルとして有名だった。ニコといえばボクには常にココ・シャネルのファッション・イメージとダブって映る。'58年にアルベルト・ラットゥアーダのフィルム " La Tempesta " に脇役で出演、この映画の撮影に訪れたイビサは、ニコのこの島との一生の関わり合いの始まりでもあった。彼女にとってのイビサは唯一、太陽に最も近いユートピアだったのだろう。'59年にはマルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグが主演した50年代後半のローマの豪奢で退廃的な上流階級の生態を描いたフェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini ) 監督の映画 " 甘い生活 La Dolce vita " に端役で出演していて、その後ニューヨークとパリを行き来する生活を楽しみ、'63年にジャック・ポアトルノー ( Jacques Poitrenaud ) の " Strip-Tease " に主演で抜擢され、同時にセルジュ・ゲンスブールがニコのヴォーカルをフィーチャーしたサントラのデモ録音するが、 彼女のドイツ訛りが気に入らなくJuliette Grécoに変え再録しなおす。そのニコのヴァージョンは2001年になって初めて " 3CD Serge Gainsbourg box-set Le Cinéma de Serge Gainsbourg (Musiques de Films 1959-1990) " に収録されている。'62年にニコはフランスの俳優アラン・ドロンの息子アリブーローニュを出産する ( ドロンは父性を否定し認知しなかったが ) 。'65年、ニコはローリング・ストーンズのギタリスト、ブライアン・ジョーンズに会い,ジミー・ペイジのプロデュースによるゴードン・ライトフットの歌で、最初のシングル " I'm Not Sayin " を録音する。

Nico - I'm Not Sayin' (1965)

NICO - "Strip-Tease" 1963
http://www.youtube.com/watch?v=ryyzMPdZQVM

Jacques Poitrenaud - Strip-Tease (1963)
http://www.youtube.com/watch?v=xuWXCkY9HFs
**Poitrenaud's take on the art of stripping. Starring a young and beautiful Nico (as Ariane). Featuring songs by Serge Gainsbourg.
* Strip-Tease is truly a rare gem of french cinema. Unfortunately it never got an official release, hence the low quality of this copy.

Nico in Dolce Vita
http://www.youtube.com/watch?v=2K_n_ChC8NI

その夏パリで俳優のベン・カラザーズからニコを紹介されたボブ・ディランは、彼女のために" I'll Keep It with Mine " という曲を書いたとも言われている。ボブ・ディランを介してニコはアンディ・ウォーホルのファクトリーに出入りし始めポール・モリシーとの実験的フィルム " Chelsea Girls " などに出演するようになり、当時ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのマネージメントを受け持っていたアンディ・ウォーホルは、歌手としてニコを雇うよう促し
たが、ジョン・ケイルは音痴だからと拒否し、結果的に不本意ながらしぶしぶ同意したという話が残っている。もしヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファースト・アルバム " The Velvet Underground and Nico " に、ニコの " All Tomorrow's Parties " 、 " I'll Be Your Mirror " の2曲とバッキング・ヴォーカルで参加している " Sunday Morning " が挿入されていなかったら、おそらくあのアルバムはパンクやニューウェイヴの始まりをももたらす重要な事件にはならなかっただろうと思う。すべての、ひととひととの運命的な巡り会いというのは、なにか得体の知れない力で引き寄せられるもので、時間が経ったのちにその意味が判明するものなのだ。当時のニューヨークでニコは短命なロマンティックな関係を持ったといわれるルー・リードからジョン・ケイル、ドアーズのジム・モリソン、ジャクソン・ブラウン,ブライアン・ジョーンズ、ティム・バックリー、ボブ・ディランなどの卓越した才能を持つミュージシャンたちと知り合っている。そこにはアーティスト間の彼女に対する愛と憎しみ、嫉妬が渦巻いていて、ニコの人生は常にそうした男女関係のゴタゴタに左右されていた。'68年、アンディー・ウォーホルの " チェルシー・ガール " に感銘を受け渡米したフランス、パリの映画監督フィリップ・ガレル ( Philippe Garrel )は、アンディー・ウォーホルらファクトリーの面々と交流を持ち、ニコは'69年にイタリア・ローマで彼と再会し、その年に " The Falconer " という楽曲を映画 " Le Lit de la vierge " に提供し、その後結婚している。ニコはガレルの映画 " Anathor (1972) " 、" Un ange passe (1975) " 、 " Le Berceau de cristal (1976) " などの製作現場の中心人物になり、70年から79年にフィリップ・ガレル監督と破局する間に7作の映画を製作し、主演してもいる。'91年のニコが死亡した直後に製作された " J'entends Plus la Guitare ( ギターはもう聞こえない ) " はガレルがニコに捧げた作品である。主に7枚のアルバムが残されているニコの音楽には、ジョン・ケイルの存在が不可欠だった。ジョン・ケイルがプロデュースやアレンジで関わった作品では、ニコの演奏するインドの古い足踏みオルガン、ハルモニウムの音色と,彼女の調子外れの声が絶妙にマッチした現代音楽とアヴァン・ポップなサウンドがニコ独特のゴチック・ロマンス世界を構築していたし、最もニコの持つアンニョイでニヒリスティックな個性を引き出していたと言えるだろう。ニコの音楽はボクにとっては賛美歌でもありレクイエム( 葬送曲 ) 、ある時はシャンソンでもあり、50年代フランス左岸派のヌーヴェルヴァーグ映画のモノクロ映像、サルトルの実存主義などの哲学や文学の領域にも似たパリのエスプリに溢れたゴシック・ファッションそのものだった。それにしてもニコの一生涯はいまも謎に包まれたままである。

Nico
http://smironne.free.fr/NICO/index2.html


******

Empire, Ari Sleepy Too

**A short film shot from my hotel in NY with music from John Cale from his ballet about Nico.

Philippe Garrel - Le Bleu des Origines (1979)
http://www.youtube.com/watch?v=yX2knynaurs

Nico «The Falconer»
http://www.youtube.com/watch?v=oxN8VFAAQ6A
**from Philippe Garrel's «Le Lit de la vierge» starring Pierre Clémenti as Jesus

J'entends plus la guitare (Non sento più la chitarra) - Philippe Garrel (1991)
http://www.youtube.com/watch?v=Yl7A1UNIeEU

Screen Test: Nico
http://www.youtube.com/watch?v=exFokKr-WEg

**Andy Warhol's screen test of Nico, filmed 1966. All Tomorrow's Parties, The Velvet Underground & Nico, recorded 1966.

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NICO / CHELSEA GIRL ( 2353 025 SELECT )
A: 1. The Fairest Of The Seasons
2. These Days
3. Little Sister
4. Winter Song
5. It Was A Pleasure Then
B: 1. Chelsea Girls
2. I'll Keep It With Mine
3. Somewhere There's A Feather
4. Wrap Your Troubles In Dreams
5. Eulogy To Lenny Bruce
produced by Tom Wilson
director of engineering: Val Valentin
recording & remix engineer: Gary Kellgren
arranged and conducted by Larry Fallon
liner photo by Paul Morrissey
MGM RECORDS 1968 / 1971
'66年のウォーホルとニコの映画 " Chelsea Girls " がこのアルバム・タイトルになっているニコのファースト・アルバム。アンディ・ウォーホルの" Velvet Underground and Nico " の世界をそのまま継承しているのが、このアルバムだ。それはイコール、多くの人間がヴェルヴェット・アンダーグラウンドとはルー・リードだと思っていたが、このアルバムを聴けばVUにとってニコの存在がいかに大きかったかが分かるだろう。サイドAの" Chelsea Girls " はルー.リードとジム・モリソンの書いた曲で、" I'll Keep It With Mine " はボブ・ディランが、" Somewhere There's a Feather " はジャクソン・ブラウンが、" Wrap Your Troubles In Dreams " はジョン・ケイルが、" Eulogy To Lenny Bruce " はティム・ハーデンが、というように多くの伴奏者がバックアップしている。それにラリー・ファロンのストリングス・アレンジが素晴らしい。こうしたことはすべてプロデューサー、トム・ウィルソンのすぐれた手腕から生まれたものだ。

The Velvet Underground - Chelsea Girls
http://www.youtube.com/watch?v=de6ojRtD5fM

The Chelsea Girls (1966)
http://www.youtube.com/watch?v=KvOnRdMi4OM

The Chelsea Girls (1966) - Nico crying
http://www.youtube.com/watch?v=jGeiEgviVp8

Nico - The Fairest Of The Seasons
http://www.youtube.com/watch?v=QiX0--ABX2w

Nico - These Days
http://www.youtube.com/watch?v=0_z_UEuEMAo

Nico - Little Sister
http://www.youtube.com/watch?v=VMyeWBTq0dU

http://www.youtube.com/watch?v=DtY7PAYtpe4

nico - "winter song"
http://www.youtube.com/watch?v=6yMKhTiyejc

Nico it was a pleasure then
http://www.youtube.com/watch?v=UISL8e17tbc

Nico "I'll Keep It With Mine"
http://www.youtube.com/watch?v=TcnYkf5nm14

Nico -- Somewhere There's A Feather
http://www.youtube.com/watch?v=bbZ-WOBbHZY

nico - Wrap Your Troubles In Dreams
http://www.youtube.com/watch?v=JQpz_wKBMWU

Nico - Chelsea Girl - Eulogy to Lenny Bruce
http://www.youtube.com/watch?v=Jo-wu2okc2M

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THE VELVET UNDERGROUND & NICO / THE VELVET UNDERGROUND & NICO ( V6-5008 )
A: 1. Sunday Morning*
2. I'm Waiting For The Man
3. Femme Fatale
4. Venus In Furs
5. Run, Run, Run
6. All Tomorrow's Parties
B: 1. Heroin
2. There She Goes Again
3. I'll Be Your Mirror
4. Black Angel's Death Song
5. European Son To Delmore Schwartz
Lou Reed - lead guitar, ostrich guitar, vocal
John Cale - electric viola, piano, bass guitar
Sterling Morrison - rhythm guitar, bass guitar
Maurien Tucker - percussion
Nico - chanteuse
produced by Andy Warhol
edited and remixed under the supervision of Tom Wilson by Gene Radice & David Greene
recording engineers: Omi Haden - T.T.G. hollywood
all arrangements by The Velvet Underground
* produced by Tom Wilson
all songs written by Lou Reed
except the following two: The Black Angel7s Death song - Lou Reed & John Cale
Europian Son to Delmore Schwaetz - Lou Reed, John Cale, Sterling Morrison, Maureen Tucker
cove design: Acy R. Lehman
director engineering: Val Valentin
liner photos by Nat Finkelsetin & Billy Linich
color show photo by Hugo
portraits by Paul Morrissey
cover painting Banana by Andy Warhol
VERVE RECORDS 1967

The Velvet Underground & Nico - I'll be your mirror
http://www.youtube.com/watch?v=CHmAUODVaLY

Lou Reed and Nico - I'll be your Mirror
http://www.youtube.com/watch?v=6ouuc5tqs2E

Nico - All Tomorrows Parties
http://www.youtube.com/watch?v=_KiU5P4ihIQ

NICO / MARBLE INDEX ( EKL 4029 )
A: 1. Prelude
2. Lawns Of Dawns
3. No One Is There
4. Ari's Song
5. Facing The Wind
B: 1. Julius Caesar (Memento Hodie)
2. Frozen Warnings
3. Evening Of Light
words & music Nico
arrangements John Cale
all selections ⓒ copyright Nina Music
public performance cleared through BMI
produced Frazier Mohawk
production supervisor Jac Holzman
engineer John Haeny
photography Guy Webster
design Robert L. Heimall
art direction William S. Harvey
friends David Anderle, Danny Fields
ELEKTRA 1968
Marble Indexでのニコの作るメロディーとハルモニウム、ドイツ語訛りのヴォーカルに対するジョン・ケイルの不調和なアレンジメント。この作品はニコとジョン・ケイルによる古典主義の交響詩であり賛美歌、ゴチック・ロマンスだ。 " Lawns of Dawns " は60年代後半にジム・モリソンとカリフォルニア砂漠にいたときに、 " 夜明けの光は非常に濃い緑色でした、そして、私は私が逆さであり、空が庭と次に、海洋になった砂漠であると信じていました。私は、空庭によって抱擁されると感じました。 " という彼との思い出を歌ったもの。ドアーズのジム・モリソンの詩に影響された2人の詩人、ニコとパティ・スミスがここで繋がる。

nico - "facing the wind"\"my heart is empty" (mashup)
http://www.youtube.com/watch?v=59Xb5Io9PWg
**"Facing The Wind" from "Marble Index" and "My Heart Is Empty" from "Camera Obscura" CDs all mashed up....

Nico - Ari's Song
http://www.youtube.com/watch?v=eyHoDKuRB9w

Nico - Frozen Warnings

**Nico - Frozen Warnings - Taken from her concert at The Library Theatre, Manchester 1983

nico - "frozen warnings" (mashup)
http://www.youtube.com/watch?v=Ofn9nOjAbtk
**"frozen warnings" cross-pollinated with nico + the faction's "camera obscura" overture, backdropped by the intro of "la cicatrice interieure"
Nico Velvet Underground Gerard Malanga lou reed all tomorrow's parties i'll be your mirror Marble Index psychedelic exploding plastic inevitable desertshore gothic jazz these days evening of light

Nico - Nibelungen (A Cappella Version)
http://www.youtube.com/watch?v=SYlSXqkR-9I

John Cale - Frozen Warnings (Nico Cover)
http://www.youtube.com/watch?v=AkNIQ24QxPI

NO ONE IS THERE [ NICO live - Do or Die ]
http://www.youtube.com/watch?v=YOjVsIkOBXc

Nico and Iggy Pop - Evening of Light
http://www.youtube.com/watch?v=mhFkLMiKtx0

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Nico interview 1972
http://www.youtube.com/watch?v=EM7sMHXQM08

NICO / DESERTSHORE ( K 44102 )
A: 1. Janitor Of Lunacy
2. The Falconer
3. My Only Child
4. Le Petit Chevalier
B: 1. Abschied
2. Afraid
3. Mütterlein
4. All That Is My Own
produced by John Cale
co-produced by Joe Boyds,
Witchseason Productions
engineered by John Wood
all selections written by Nico
and published by UFO Music
Inc, BMI
Nico: vocals and harmonium
John Cage: all other instruments
except trumpet
John Cale and Adam Miller are the harmony voices
" Abschied " and " Mutterlein " and the cover photographs are
from the film " La Cicatrice Interieure " , directed by Philippe Garrel
cover and liner designed by Nigel Weymouth
REPRISE RECORDS 1974
ジョン・ケイルとジョー・ボイルの共同作業によって制作されたサード・アルバム。ジャケットにはフィリップ・ガレルのフィルム" La cicatrice interieure " から引用されている。このアルバムの数曲は映画のサントラに使われている。ジェネシス・P・オーリッジが2008年にこのアルバムを3日間12時間かけて行われた公開セッションで再解釈/再構築したCDボックス・セットThrobbing Gristle " The Desertshore Installation " をリリースしている。

Nico - Janitor Of Lunacy (Live - Incognito)
http://www.youtube.com/watch?v=bsUAeDXONZo
**This rare footage was shot during the mid-eighties. It's called "Incognito", which seems fitting as no one knows for sure where it was recorded. Nico sings her heart out in this beautiful performance of "Janitor Of Lunacy", from her Desertshore album.

My only child & All That Is My Own / La cicatrice intérieure
http://www.youtube.com/watch?v=ClSUT3ZMiVs

Philippe Garrel - La Cicatrice Intérieure (1972)

Nico/Philippe Garrel - La Cicatrice Interieure - 1970
http://www.youtube.com/watch?v=msZXB0XZgTk
**Sequence from the 1972 Philippe Garrel film, La Cicatrice Intérieure, starring (and featuring music by) Nico.

La Cicatrice Intérieure Trailer
http://www.youtube.com/watch?v=jDDWztgs06M

Philippe Garrel - Les Hautes Solitudes (1974)
http://www.youtube.com/watch?v=jUZyMEw1oao
**"Les Hautes Solitudes" is a film by french director Philippe Garrel. It's a silent feature based loosely on Friedrich Nietzsche's "The Anti-Christ" and also a portrait of actress Jean Seberg. Nico appears briefly at the beginning of the film and what you see here is her entire appearance set to "You Forgot To Answer" from her 1974 album "The End".

Le Lit de la vierge (Philippe Garrel, 1969) - clip
http://www.youtube.com/watch?v=4HUF8_mh9UA

Muriel Cerf / Philippe Garrel (La Naissance de l'Amour)
http://www.youtube.com/watch?v=0M8ofk1pDfc

KEVIN AYERS - JOHN CALE - ENO - NICO / JUNE 1, 1974 ( ILPS 9291 )
A: 1. Eno - Driving Me Backwards
bass - Kevin Ayers
bass drum - Eddie Sparrow
piano - Ollie Halsall
viola - John Cale
written and vocals - Eno
2. Eno - Baby's On Fire
bass - Kevin Ayers
piano - John Cale
written and vocals - Eno
3. John Cale - Heartbreak Hotel
backing vocals - Doreen Chanter, Irene Chanter, Liza Strike
vocals - John Cale
written - E. Presley, Mae Axton ,T. Durden
4. Nico - The End
vocals, harmonium - Nico
written - The Doors
B: 1. Kevin Ayers - May I ?
2. Kevin Ayers - Shouting In A Bucket Blues
3. Kevin Ayers - Stranger In Blue Suede Shoes
4. Kevin Ayers - Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues
solo guitar - Mike Oldfield
5. Kevin Ayers - Two Goes Into Four
acoustic guitar - Kevin Ayers , Mike Oldfield , Ollie Halsall
timpani - Eddie Sparrow
viola - John Cale
bass - Archie Leggatt (tracks: A1 to A3, B1 to B3, B5)
kit drums - Eddie Sparrow (tracks: A2, A3, B1 to B3)
electric piano - Rabbit (tracks: B1 to B3)
grand piano - Rabbit(tracks: B1 to B3)
percussion - Robert Wyatt (tracks: A1 to A3, B1 to B3, B5)
guitar - Kevin Ayers (tracks: B1 to B4) , Ollie Halsall (tracks: A2, A3, B4)
lead guitar - Ollie Halsall (tracks: B1 to B3)
organ - Rabbit (tracks: A1 to A3, B1 to B5)
synthesizer - Eno (tracks: A1 to A4, B5)
vocals - Kevin Ayers (tracks: B1 to B5)
written - K. Ayers (tracks: B1 to B5)
engineer - John Wood
recording assistants engineer - Phil Ault , Ray Doyle
concert presentation - Ian Tilbury
producer - Richard Williams
recorded at The Rainbow Theatre in London, UK ( 1974-06-01 )
ISLAND RECORDS 1974
最初はケヴィン・エアーズのツアーとして企画されたこのコラボレーションは、ソポリフィックスと名付けられたニコとジョン・ケール、ブライアン・イーノ、マイク・オールドフィールドなどによって制作されたライヴ盤。イーノの " ベイビーズ・オン・ファイアー”やケールの " ハートブレイク・ホテル " 、ニコの " ジ・エンド " などが、当時自分の聴いてきたアルバムやアーティストが、このアルバムによってすべて繋がった感を持てた嬉しい企画でもあった。

NICO / THE END... ( ILPS 9311 )
A: 1. It Has Not Taken Long
2. Secret Side
3. You Forget To Answer
4. Innocent And Vain
5. Valley Of The Kings
B: 1. We've Got The Gold
2. The End
3. Das Lied Der Deutschen
Nico - voice and harmonium
Phil Manzanera - electric guitar
Eno - synthesizer
John Cale - bass guitar, xylophone, acoustic guitar, synthesizer,
organ, marimba, triangles, cabasa, glockenspiel, percussin, piano, and electric piano
Vicki Wood, Annagh Wood - backing vocals
produced by John Cale
for Jo Lustig (Isle of Man ) Ltd. Production
recorded by John Wood & Victor Gamm at Sound Techniques, London
A jo Lustig ( Isle of Man ) Ltd. Production
cover photograph taken from the film "Les Hautes Solitudea" directed by Philippe Garrel
ISLAND RECORDS 1974
イーノのシンセサイザーとニコのハルモニウムのベース音が絶妙な気配を醸し出している。ザ・ドアーズの曲" The End " のヴァージョン、そして " You Forget To Answer " は、'71年7月3日にパリのアパートでバスタブの中で謎の死をとげたニコの元恋人ジム・モリソンへのレクイエムでもある。興味深いのはドイツ国歌の " Das Lied Der Deutschen " ヴァージョンだ。

'The End' Nico - Arsenal
http://www.youtube.com/watch?v=OuAcvwfIa_Q

Nico - Secret Side
http://www.youtube.com/watch?v=NUbW-stQg7w

Nico - You forget to answer
http://www.youtube.com/watch?v=mJhA-biaF2Q

Nico - Innocent and Vain
http://www.youtube.com/watch?v=7jvr17J1Ln0

Nico - Valley Of The Kings
http://www.youtube.com/watch?v=-Vv1PfRGC8k

Nico - We've Got The Gold (Le Bleu Des Origines)

***Nico's song "We've Got The Gold" from her album "The End..." (1974) set to Phillipe Garrel's "Le Bleu Des Origines" (1979).
The film feautes Nico, Zouzou and Jean Seberg. It is a silent film without dialogue or plot. Shown at the Cinematique in Paris, Garrel claimed he hadn't seen it since it's release and Zouzou claimed she had never seen the final product.
Nico starred in 7 of Garrel's films and they had a relationship for about 10 years. 2 of Nico's albums covers are frames from Garrel movies: "The Desertshore": from "Le Cicatrice Interieure" and "The End..." from "Les Hautes Solitudes"

NICO / DRAMA OF EXILE ( AUL 715 )
A: 1. Genghis Khan
2. Purple Lips
3. One More Chance
4. Henry Hudson
5. Waiting For The Man
B: 1. Sixty Forty
2. The Sphinx
3. Orly Flight
4. Heroes
Nico - vocals
Mammad Hadi - guitars
Steve Cordona - drums
Philippe Qulichini - bass
Andy Clarke - keyboards
Davey Payne - sax
recorded in London, April-May 1981
produced by Philippe Quilichini
photography - Antoine Giacomoni
design - Bill Smith
ⓒ Aura Records & Music Ltd.
1 Kendall Place London W1
AURA RECORDS 1981
コルシカのレゲエ・ベーシストPhilippe Quilichiniがプロデュースしたニコのアルバムのなかでは最もロック的 ( 中近東のリズムが融合去れているが) な出来上がりをみせたもの。バックを固めているのはイアン・デュリーのサックス・プレイヤーDavey Payneやデビッド・ボウイのアルバム" Scary Monsters " でキーボードを担当していたAndy Clarkなど。他にはボウイ/イーノの " Heroes " のヴァージョンも挿入されている。ドラッグのためにただお金が欲しかったから作ったといわれた作品だが、ニコの音楽や視線は、ハルモニウムに象徴されるように、常にアフリカやカリブ、中近東などのイスラム世界に向かっていたようだ。このアルバムには2つのヴァージョンがあり、'83年にInvisible Recordsからもリマスターされ発売されている。

nico - "purple lips"
http://www.youtube.com/watch?v=P_U3KrdjjAY

Nico - Purple Lips (Le Berceau de Cristal - 1976)
http://www.youtube.com/watch?v=mc9clz1480Y

Nico - Genghis Khan
http://www.youtube.com/watch?v=xyQF0Phiwng

Nico Live 1987
http://www.youtube.com/watch?v=sl2abkTndAw

NICO 'Waiting For My Man'
http://www.youtube.com/watch?v=rog_c4j8Io0

Nico - I'm Waiting For My Man
http://www.youtube.com/watch?v=u0esxUcVRHQ

Nico - Sixty / Forty (Live - Incognito)
http://www.youtube.com/watch?v=xW1qymMzRR0

Nico - "Sphinx"
http://www.youtube.com/watch?v=NTBZVqnd3Ug

Nico - Orly Flight (Live)
http://www.youtube.com/watch?v=K-jxh7Tk3_4

nico - "orly flight"
http://www.youtube.com/watch?v=SuZvxuUkJuA

Nico - Orly Flight
http://www.youtube.com/watch?v=y4cNkwAA4g4

NICO / HEROES ( AUS 137 )
A: Heroes
B: One More Chance
A side written by D. Bowie
B side written by Nico
produced by Philippe Quilichini
AURA RECORDS 1983

NICO - HEROES
http://www.youtube.com/watch?v=daFgAYAH4F4

NICO et THE INVISIBLE GIRLS / PROCESSION ( 1/2 REC 112 )
A: 1. Procession
2. All Tomorrow's Parties
produced by Martin Hannett
arranged & performed by The Invisible Girls
The Invisible Girls are
Martin Hannett - guitars, bass
Rick Goldstraw - guitars
Steve Hopkins - keyboards
Toby - drums ( procession )
Paul Burgess - drums ( parties )
Nico sings and plays Indian Pump Organ on " Procession "
" procession" was written by Nico,
" All Tomorrow's Parties " by Lou Reed
B: 1. Secret Side
2. Femme Fatale
"Secret side " was recorded in Copenhagen, Denmark, February '82
Nico sings and plays Indian Pump Organ backed by Samarkand
the song was written by Nico
" Femme Fatale " was recorded in London, England, January '82
Nico sings and is backed by The Blue Orcids
Martin Bramsh - guitar, backing vocals
Rick Goldstraw - guitar
Una Baines - keyboards
Toby - drums
with Steve Garvey - bass, backing vocals
the song was written by Lou Reed
both songs appear on " Europe 1982 " a cassette
featuring selections from Nico's European tour 1982
1/2 RECORDS 1982

Nico - All Tomorrows Parties
http://www.youtube.com/watch?v=_KiU5P4ihIQ

NICO + THE FACTION / CAMERA OBSCURA ( BEGA 63 )
A: 1. Camera Obscura
composed by Dowdall, Young, John Cale
written by Nico/Young/Dowdall/John Cale
2. Tananore
3. Win A Few
4. My Funny Valentine
composed by Rogers & Hart
trumpet - Ian Carr
5. Das Lied Vom Einsamen Mädchen
composed by Gilbert, Heymann
written by Heymann/Gilbert
B: 1. Fearfully In Danger
2. My Heart Is Empty
3. Into The Arena
trumpet - Ian Carr
4. Konig
keyboards - James Young
percussion - Graham Dids
harmonium - Nico
produced by John Cale
arrangements by The Faction
recorded and mixed at Strongroom Studio
London March-April 1985
engineered by Dave Young
thanks to Ian Carr for trumpet on 'Into the Arena ' and ' My Funny Valentine ' and to Alan
sleeve design by Mathan-Saville-Wickens
photography by Corbyn
BEGGARS BANQUET 1985
ここでは、実験的ヴァージョンともいえるリチャード・ロジャーズとローレンツ・ハートの " マイ・ファニー・ヴァレンタイン" がイアン・カーのトランペットがフィーチャーされ収集されていることが事件か。全体的にはジョン・ケイルが'85年にすでに、アブストラクト・ジャズやnu jazzとも言えるクラブ系の文脈に侵入していることに驚いた。マンチェスター出身のキーボード・プレイヤー、ジェームス・ヤングと、エリック・ランダムとも活動していたパーカッショニストGraham Didsとニコのハルモニウムだけによるシンプルな構成。まるでブレヒトソングの世界を彷彿とさせる" ジャズ的なるもの" が聴こえてくる。

My Funny Valentine By Nico

**Nico covered My Funny Valentine on "Camera Obscura"
Nico Live 1987
http://www.youtube.com/watch?v=sl2abkTndAw
**The publics enthusiasm make Nico smile; then she performs an ''unplugged'' harmonium[organ]-version of 'Genghis Khan' from her cd 'Drama of exile' ; after that stunning performance she sings 'You forgot to answer' .

Nico - Camera Obscura
http://www.youtube.com/watch?v=r8RkQAZVe3c

Nico - Tananore (Live - Incognito)
http://www.youtube.com/watch?v=5PLkwz_9Wy8

Nico - Win A Few
http://www.youtube.com/watch?v=qe3Gtk2RmAM

Mark Lanegan & John Cale - Win A Few (by Nico)
http://www.youtube.com/watch?v=8M_94vvAxs0

nico - "fearfully in danger"
http://www.youtube.com/watch?v=jmzp_oKMZ28
**audio: "Fearfully In Danger" from Nico + The Faction's "Camera Obscura" CD (1986)
video: from "Chelsea Girls" (1966, dir. Andy Warhol) @ half-speed

Nico - My Heart Is Empty (live)
http://www.youtube.com/watch?v=hR5A9rG8NWk

Nico - My Heart is Empty
http://www.youtube.com/watch?v=CkVETj0tEXA

nico - "into the arena"
http://www.youtube.com/watch?v=ZA_PGhO-q1Q

Nico - König
http://www.youtube.com/watch?v=6OPLk2KtwlQ

Nico - Konig (with Santa Sangre scenes)
http://www.youtube.com/watch?v=-4K_-nh0X8s

Nico - König
http://www.youtube.com/watch?v=Z0pBwqNPYzE

NICO / MY FUNNY VALENTINE ( BEG 139T )
A: My Funny Valentine
writtrn by Rogers & Hart
B: My Heart Is Empty
written by Nico
produced by John Cale
engineered by Dave Young
arranged by John Cale, Dave Young & Dids
photography by P.L.Noble
BEGGARS BANQUET 1985

NICO - MY FUNNY VALENTINE (Radio Hastío Presenta...)
http://www.youtube.com/watch?v=MGSZnMQOvV0

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2009年12月24日 01:06 に投稿されたエントリーのページです。

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