SYMPATHY NERVOUS
『Sympathy Nervous』
¥2,750 (with tax)
remodel 32
2021年7月16日リリース
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1980年7⽉にVanity Recordsよりオリジナルがリリースされた新沼好⽂によるSYMPATHY NERVOUSの1stアルバム。U.C.G.と命名された⾃作のコンピュータ・システムを駆使し、精密なビート・プログラミングと⾳響デザインによって⾁感的な脈動をトレースするかのようなプロト・テクノ。構造⾯での創意⼯夫、千崎達也のノイズ・ギターによるインダストリアルなニュアンス、ジャーマン・ニュー・ウェイヴを思わせるサウンドなど、⾳楽的なバリエーションと⾼度さにおいて当時としては破格のクオリティを⾒せつける傑作。
<作品概要>
1980年7⽉にVanity Recordsのカタログ0007としてオリジナルがリリースされた新沼好⽂によるSYMPATHYNERVOUSの1stアルバム。
U.C.G.と命名された⾃作のコンピュータ・システムを駆使し、精密なビート・プログラミングと⾳響デザインによって⾁感的な脈動をトレースするかのようなプロト・テクノ。3連符系統のリズムが乱れ⾶ぶ「A Worm」、4つ打ちを基調としながらもシャッフルするリズムを絡ませる「Deaf Picture」、シーケンスをまばらに収縮させるアブストラクトな「Automatic Type」など構造的な⾯での遊び⼼に加え、「Temprament」や「Sympathetic Nerves」では千崎達也のノイズ・ギターによるインダストリアルなニュアンスやジャーマン・ニュー・ウェイヴを思わせるサウンドが表れるなど、⾳楽的なバリエーションと⾼度さにおいて当時としては破格のクオリティを⾒せつける傑作。
Vanityのカタログの中でも最も純度の⾼いエレクトロニクス・ミュージックでありながら⾁体性への希求が伺え、これは同じくVanityからリリースされたBGMの楽器演奏によって無機的なサウンドを具現化するアプローチとは対照的だが、ある種の屈折を抱えた試⾏錯誤によって⾳楽的な魅⼒が⽣じているという点では相通じるものがある。
ジャケット写真はラ・デュッセルドルフのロゴ・デザインやロック・マガジンの表紙画を⼿掛けたドイツの画家/写真家アヒム・デュホウ。
新沼は本作の発表後は東京を離れプログラマーの仕事をしながらも地道に録⾳を続け、90年代にはテクノ・シーンへ参⼊。2000年に⼊って岩⼿県宮古市で国産テルミンの⼯房を設⽴するが、3.11により⼯房を失い、⽶ミニマル・ウェイヴによって過去⾳源を編集したチャリティ・アルバムが制作された。2014年逝去。
よろすず
Track List:
1. A Worm
2. Go On And Off
3. Temperament
4. Deaf Picture
5. Automatic Type
6. Quick Starttype
7. Inverted Type
8. Sympathetic Nerves