SRSW 452 Ken’ichi Itoi a.k.a. PsysEx『Apex』

Ken’ichi Itoi a.k.a. PsysEx
『Apex』

shrine.jp再販売⑫
2020年11月20日リリース
¥1,000+税
SRSW 452

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2002年に1stアルバム『Polyrhythm_system Exclusive Message』を発表、以後その 1stアルバムのタイトルに象徴されるように電子音によるシステマチックなグルーヴの追求を続け多数の作品を発表してきた糸魚健一=PsysEx が、このプロジェクトの最終作として2015年にshrine.jp より発表したアルバム。PsysEx 作品で常に追及/深化され続けてきたリズミック・コンポジションの妙味が、シンプルかつ精巧な音楽的モチーフの後押しを受けてよりポップに知覚される。

<作品概要>
2002年に1stアルバム『Polyrhythm_system Exclusive Message』を発表、以後その1stアルバムのタイトルに象徴されるように電子音によるシステマチックなグルーヴの追求を続け多数の作品を発表してきた糸魚健一=PsysEx が2015年に shrine.jp より発表したアルバム。
本作『Apex』は糸魚健一が PsysEx として発表する最後の作品であり、アナログ12インチレコード、カセットテープ、CD、配信 (iTunes) という4種のメディアで、それぞれの特性を活かした内容で発表された(カセット版は後の 2016年にCD化)。
2002年の1stアルバムからその10年後の2012年に発表されたアルバム『X』まで、主に技術とコンセプトによって駆動されてきた PsysEx の創作であるが、『Apex』はこれまでのアプローチに加えて初めて情緒を意識して制作されている。
作品の核となるのはこれまでの PsysEx 作品で追及/深化され続けてきたリズミック・コンポジションであり、微細なグルーヴの交錯によってマットな質感の電子音がまるでゴムボールが弾むような躍動性を持って知覚される。ファンクネスという語で称されることの多い PsysEx の作品の中でも、本作のリズム構築はその豊かさと完成度によってダイレクトな触覚性と同時に精神的な静けさすら感じさせてくれる。
また、これまでの作品に比して本作は例えば 3、4曲目のベースライン、または多くの曲で用いられる点的に落とされるコード・サウンドなど、シンプルかつ精巧な音楽的モチーフがまるで一滴の香料のように各トラックに差異を与えており、その差異の連なりからはたしかに情緒が生まれ得る。
よろすず

Track List:
01. 1030_5
02. 1012_3(1016)
03. 1002_2
04. 1007
05. 1003
06. 1023_3
07. 1013_2
08. 1011
09. 1021
10. 1001
11. 1026_4