ieva
『il était une fois』
shrine.jp再販売⑲
2020年12月20日リリース
¥1,000+税
SRSW 459
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フランスのノルマンディー出身で現在は京都を拠点に活動しているアーティストSamuel André によるソロ・プロジェクトieva が2012年にshrine.jp より発表したアルバム。アンビエント・ドローン的な音響のつづれ織りを作風のメインとしつつ、環境音やノイズ、持続音のうねりをしっかりと知覚させるようなミックス感覚にはミュージック・コンクレート～アクースマティック・ミュージックの影響も色濃い。特に環境音の扱いは緻密な編集や定位の操作によって付加的な飾りの域を完全に脱しており、随所で音楽的な語りをリードしていく。
<作品概要>
フランスのノルマンディー出身で現在は京都を拠点に活動しているアーティストSamuel André によるソロ・プロジェクトieva が2012年にshrine.jp より発表したアルバム。
彼は大学時代に数学と認知科学を学び、コンピューター・インターフェイスのデザイン研究を卒業論文とするなど音楽に関わる活動も開始。
インスタレーション作品の発表や映像作品の制作も行っており、2002 年にはthe Aquitain Film Music Competition の実験映画部門を受賞した。
音楽作品については自身で運営するレーベルPollen Rec からの本名名義とieva 名義でのリリースのほか、ベルギーのtaâlem やフランスのEilean Rec. からもリリースがある。
本作『il était une fois』ではアンビエント・ドローン的な音響のつづれ織りを作風のメインとしているが、環境音やノイズ、持続音のうねりをしっかりと知覚させるようなミックス感覚にはミュージック・コンクレート～アクースマティック・ミュージックの影響も色濃い。
特に環境音の扱いは緻密な編集や定位の操作によって付加的な飾りの域を完全に脱しており、5曲目「La Liberté En 3 Temps on the Volcano Island」では音楽的な語りをリードしていく。
ボーカルを持続的な音響の中に見事に溶け込ませたまどろむような2つのトラック「A Wind Away」と「A Purple Night」は夢見心地という形容が相応しい仕上がりで、これらがオープニングとクロージングを飾る構成も素晴らしい。
よろすず
Track List:
01. a wind away
02. an empty swing
03. le passage
04. garden, her body in the night
05. la liberte en 3 temps on the volcano island
06. a purple night