SDRSW31 Merzbow『 Cretin Merz 』

Merzbow
『Cretin Merz』

¥2,000+税
SDRSW-31
2018年6月15日リリース

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秋田昌美所蔵のメルツバウ秘蔵テープの中から1979年から1981年までの音源をCD六枚に渡って収録するメルツバウ・第一期アーカイブ・シリーズの第五弾をお届けする。本シリーズではこれまで全体像が提示されることの少なかった貴重な最初期のスタジオ・セッション録音がオリジナルの状態で収録される。シリーズ第五弾である本作は『Cretin Merz』と名付けられ、ノイズへの拘りが表面化しつつある状態を捉えた録音となっている。

<作品概要>
この約40年前のメルツ・サウンドを今の時代に聴く、という意味はとても大きいと思う。何故か。
本アーカイブは、かつて録音に記録された「ノイズ」という記憶のサウンド・エレメントを、20世紀の音響=ノイズ聴取/環境の地殻変動を経た21世紀に解凍/開放するプロジェクトである。「今の耳」で聴かれることで、「アーカイブ」は過去のノイズであることを捨て去り、新しいノイズ・サウンドとしてこの時代へと浸食していく。そう、「新しいノイズ・ミュージック」として再/新生成するわけである。ノイズの起源からノイズの炸裂へ?この『Cretin Merz』は、そんなアーカイブ・プロジェクトに相応しい歴史的音源なのだ。むろん、1980年の段階では、その「実践」はまだ始まったばかりであり、サウンドは未分化ではある。が、それゆえ本作『Cretin Merz』の「ノイズ」には、 そんな彼らの「原初的な欲望」が見事に表面化し、生々しく、純粋な衝動として刻み込まれているように思えるのだ(「Cretin Merz」というアルバム名にも見事に象徴されているのではないか?)。まさに「メルツバウ史」の中でも重要な演奏/録音といえよう。 デンシノオト

Track List:
1. Part 1
2. Part 2