Author Archives: slowdown

SDRSW143 Merzbow『Persimmon Mask』

MERZBOW
『Persimmon Mask』

¥2,200(with tax)
SDRSW-143
2022年3月18日リリース

Amazon  https://amzn.to/3LgYAgw

スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『Persimmon Mask』には2015年9~10月に録音された5つの演奏を収録。周期的なうねりを持った低音やドローンなどによって形作られるキャンバスにひたすらノイズが塗り付けられる、焦点の絞られた演奏がコンパクトかつ高密度で収められている。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『Persimmon Mask』には2015年9~10月に録音された5つの演奏を収録。
1曲目以外は10分以内とコンパクトにまとめられており、演奏の内容も周期的なうねりを持った低音やドローンなどによって形作られるキャンバスにひたすらノイズが塗り付けられる、焦点の絞られたものとなっている。唯一10分を超える1曲目も、野太いドローンの持続にノイズが絡みつく様相となっており、空間を支配するドローンの存在感に対しノイズがそれをこじ開けるように切り込む様がアルバム中でも特筆すべき緊張感を生んでいる。

よろすず

Track list
01. 15-10-2159a
02. 15-10-819
03. 15-10-533
04. 15-9-1302
05. 15-10-2159b

SDRSW142 Merzbow『White Bird』

MERZBOW
『White Bird』

¥2,200(with tax)
SDRSW-142
2022年3月18日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『White Bird』には2015年3~9月に録音された3つの演奏を収録。それぞれの演奏はサウンドのバランスや展開などで大きく異なっており、この時期のメルツバウの機材や演奏の趣向の多面性が表れた内容となっている。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『White Bird』には2015年3~9月に録音された3つの演奏を収録。
1曲目はガジェットシンセなどによるものと思われるドローンや反復性のあるサウンドとノイズが変化しながらも拮抗を保って進む緊張度の高い演奏、2曲目は一転してシーケンサーによるフレーズを中心にノイズが切り込んでくる演奏、そして3曲目は歪みの強いサウンドを複数用い終始荒々しい様相で突っ切る演奏と、この時期のメルツバウの機材や演奏の趣向の多面性が表れた内容となっている。

よろすず

Track list
01. 15-9-2047
02. 15-3-2058
03. 15-6-1207

SDRSW137 Merzbow『2017-2020』(5 CD BOX)

MERZBOW
『2017-2020』(5 CD BOX)

¥5,500(with tax)
SDRSW-137
2022年2月18日リリース

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スローダウンレコーズより発表されていたメルツバウのオリジナル・アルバム5作品をまとめたボックス・セットが登場!本ボックス『2017-2020』は2017年リリースの『kaoscitron』、2019年に同時リリースされた『Kaerutope』と『Indigo Dada』、そして2020年に同時リリースされた『雀色1』と『雀色2』の5作品が収録されている。これ以前の長きに渡る活動のどの期間を切り取ってもそうであるように、2017~2020年の間でもメルツバウの作品には確立された演奏法と新たな機材やアプローチの異なるバランスでのせめぎ合いが見て取れる。ここに収められた5作それぞれが見せる総合性や特殊性は2010年代後半のメルツバウを捉えるにあたり、際立った要点ともなってくれるだろう。

<作品概要>
スローダウンレコーズより発表されていたメルツバウのオリジナル・アルバム5作品をまとめたボックス・セットが登場。本作『2017-2020』はスローダウンレコーズよりメルツバウが発表していたオリジナル・アルバム5作をまとめたボックス・セットである。メルツバウは同レーベルより2018年から過去の未発表/発掘音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズを展開しており、そちらはシリーズごとに制作時期や音楽的なコンセプトによってまとめられているが、本ボックスはそれぞれが個別に制作されたオリジナル・アルバム作品であるため、個々に大きく異なる音楽性を持っている。
収録内容は2017年リリースの『kaoscitron』、2019年に同時リリースされた『Kaerutope』と『Indigo Dada』、そして2020年に同時リリースされた『雀色1』と『雀色2』の5作品。
『kaoscitron』には泡立つような電子音の奔流の中をメルツバウらしいノイズが切り裂くように進む「622」と「flamingo cloud」に加え、くぐもったビートや撓み揺れながらハーモニーを形成するシンセサウンドがドラマチックに移り変わっていく組曲形式の「kaoscitron part1~3」を収録。『Kaerutope』ではビット落ちしたような粗いサウンドとカットアップ・エディットが混交する新境地を見せ、『Indigo Dada』では一転80年代の既存音源のサンプリングや90年代のうねる電子パルスの上でのノイズの炸裂を思わせる多彩な作風を披露。そして『雀色1』『雀色2』ではシンセサイザー(EMS SYNTHI ‘A’, Moog Mother 32, Behringer Model D)を鍵盤(KorgMonologue)で操作するというメルツバウとしては大変稀なアプローチを用い、近年メルツバウが行ってきた音楽性の異なる様々なアーティストとの共演からのフィードバックを感じさせる作風を開拓している。
これ以前の長きに渡る活動のどの期間を切り取ってもそうであるように、2017~2020年の間でもメルツバウの作品には確立された演奏法と新たな機材やアプローチの異なるバランスでのせめぎ合いが見て取れる。本ボックスに収められた『kaoscitron』、『Kaerutope』と『Indigo Dada』、そして『雀色1』と『雀色2』、それぞれが見せる総合性や特殊性は2010年代後半のメルツバウを捉えるにあたり、際立った要点ともなってくれるだろう。

よろすず

CD1 kaoscitron
CD2 Indigo Dada
CD3 Kaerutope
CD4 雀色1
CD5 雀色2

SDRSW141 Merzbow『Seven Sides』

MERZBOW
『Seven Sides』

¥2,200(with tax)
SDRSW-141
2022年2月18日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『Seven Sides』には2015年6月に録音された2つの演奏を収録。すべて未発表の音源であるが、2曲目「15-6-2740」は過去にコラボレーション用の素材として使用されている。16分ほどの1曲目、28分ほどの2曲目とともに長尺の演奏であり様々な展開を要した演奏となっている。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『Seven Sides』には2015年6月に録音された2つの演奏を収録。すべて未発表の音源であるが、2曲目「15-6-2740」は過去にコラボレーション用の素材として使用されている。
16分ほどの1曲目、28分ほどの2曲目とともに長尺の演奏であり様々な展開を要した演奏となっているが、特に2曲目は緊張度の高い強迫的な和声のドローンや、パルス、ノイズ、反復音などが多層的に鳴らされ、(コラボレーションに素材として使用されたことが信じがたいような)マキシマムな音響を現出させる強力な演奏となっている。

よろすず

Track list
01. 15-6-1603
02. 15-6-2740

SDRSW140 Merzbow『Beetle』

MERZBOW
『Beetle』

¥2,200(with tax)
SDRSW-140
2022年2月18日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『Beetle』には2014年11~12月に録音された4つの演奏を収録。すべて未発表の音源であるが、2曲目「14-11-946」は過去にコラボレーション用の素材として使用されている。収録された演奏それぞれが異なる音像で構成され、バラエティーに富んだ一作。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『Beetle』には2014年11~12月に録音された4つの演奏を収録。すべて未発表の音源であるが、2曲目「14-11-946」は過去にコラボレーション用の素材として使用されている。
1曲目では90年代後半の作品を思わせる明瞭な音像の電子音とメルツバウらしいひび割れたノイズサウンドの拮抗が示されるが、2曲目ではトレモロがかったアブストラクトなサウンドとやや遠めに鳴るノイズが浮遊し、3曲目では複数のサウンドが混濁しカオティックな様相を呈すなど、収録された演奏それぞれが異なる音像で構成されている点が興味深い。特に2曲目はメルツバウ単独の演奏として聴くと情報量や音の重心が特徴的なものとなっており、コラボレーションに使用されたという事実が頷ける仕上がり。

よろすず

Track list
01. 14-11-1825
02. 14-11-946
03. 14-11-949
04. 14-12-1258

SDRSW139 Merzbow『Janus Guitar』

MERZBOW
『Janus Guitar』

¥2,200(with tax)
SDRSW-139
2022年1月21日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『Janus Guitar』には2014年の9月と12月に録音された2つの演奏を収録。35分を超える長尺の2曲目ではEMS Synthi-Aやノイズ・サウンドとともにギターが使用されており、同時期のメルツバウ作品の中でも珍しい作風となっている。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『Janus Guitar』には2014年の9月と12月に録音された2つの演奏を収録。1曲目はノイズや電子音が広くばらまかれるような演奏だが、金属を打ち付けるような明確なアタックを持ったサウンドが随所で多用されておりインダストリーな印象を与える。そして35分を超える2曲目ではEMS Synthi-Aやノイズ・サウンドとともにギターが使用されており、同時期のメルツバウ作品の中でも珍しい作風となっている。過去のメルツバウの作品ではブラックメタルの影響が濃い作品(『24 Hours – A Days of Seals』(Dirter Promotions, 2002)や『Coma Berenices』(Vivo, 2007)など)においてギター・サウンドの使用が見られたが、本作の演奏ではそれらに通じるサスティンのきいた音のバーストだけでなく、千鳥足なフレーズのサイケデリックな演奏が表れたり、ノイズサウンドと溶け合い背景的な存在となるなどより多様な扱いがなされている。

よろすず

Track list
01. 14-12-1546
02. 14-9-3759

SDRSW138 Merzbow『Purple Fish』

MERZBOW
『Purple Fish』

¥2,200(with tax)
SDRSW-138
2022年1月21日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第15弾に突入!今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている。本作『Purple Fish』には2014年9月に録音された4つの演奏を収録。1、3、4曲目ではシーケンサーが使用されており、そこにEMS VCS3やEMS Synthi-Aを組み合わせた演奏となっている。また2曲目ではVermonaのアナログ・キックドラム・ジェネレーターKick Lancetが使用されており、シーケンサーを用いた演奏とは異なる重心の低さが印象的なコントラストを生んでいる。

<作品概要>
これまで14のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第15弾に突入。
今回のシリーズでは2014~2015年の録音を取り上げる。前シリーズ『Double Beat Sequencer』では同時期のシーケンサーを用いた音源が取り上げられていたため、本シリーズではシーケンサーを用いていない演奏を中心に音源が集められている(いくつかシーケンサーを使用しているトラックもある)。既出のオリジナルアルバムでは『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)や『Torus』(Jezgro, 2017)などが本シリーズと重なる時期の録音である。
本作『Purple Fish』には2014年9月に録音された4つの演奏を収録。1、3、4曲目ではシーケンサーが使用されており、そこにEMS VCS3やEMS Synthi-Aを組み合わせた演奏となっている。非常にシンプルな構成ながら、それ故に歪んだ高域のフィードバック音のようなサウンドや複雑なモジュレーションによって奇怪な運動性を持った電子音が明瞭に耳に飛び込んでくる。また2曲目ではVermonaのアナログ・キックドラム・ジェネレーターKick Lancetが使用されており、シーケンサーを用いた演奏とは異なる重心の低さが印象的なコントラストを生んでいる。

よろすず

Track list
01. 14-9-1108
02. 14-9-3513c
03. 14-9-2249
04. 14-9-1911

SDRSW136 Merzbow『Double Beat Sequencer』(6 CD BOX)

MERZBOW
『Double Beat Sequencer』(6 CD BOX)

¥6,600(with tax)
SDRSW-136
2022年1月21日リリース

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2018年にスタートしたスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ、その第14弾としてリリースされた作品をまとめたボックスが登場!本ボックス〈Double Beat Sequencer〉にはメルツバウの2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められた『Double Beat Sequencer Vol.1~6』の6作を収録。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズ名の一部ともなっているDouble BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。シーケンサーの使用自体が珍しいだけでなく、そのサウンドもこれまでの作品と異なる重心を持った独特なものとなっている。

<作品概要>
2018年よりスタートしたメルツバウの未発表/発掘音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズ、その第14シリーズは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものを集めた『Double Beat Sequencer Vol.1』『Double Beat Sequencer Vol.2』『Double Beat Sequencer Vol.3』『Double Beat Sequencer Vol.4』『Double Beat Sequencer Vol.5』『Double Beat Sequencer Vol.6』の6作であった。そしてそれら6作全てをまとめたボックス作品がこの〈Double Beat Sequencer〉である。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズ名の一部ともなっているDouble BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
メルツバウにとってシーケンサーの使用例はこれまで非常に少ないが、その作風の変遷の中では様々な手段で反復するサウンドを用いられてきた。しかしながら本シリーズのシーケンサーによるループフレーズは例えばゼロ年代の作品で多用されたアシッドなベースサウンドのループなどに比べ高く広い音域で動くことが多く、どこか身軽な重心で展開していく演奏となっている。またシーケンサーのサウンドが切断されることで生まれるブレイク的な場面や、ノイズやAD-50を通したサウンドなどシーケンス以外の部分でもループが生み出され複数のグルーヴが並走する場面など、演奏に起伏を生むための趣向も様々なかたちで味わうことができる。

よろすず

CD1 Double Beat Sequencer Vol.1
CD2 Double Beat Sequencer Vol.2
CD3 Double Beat Sequencer Vol.3
CD4 Double Beat Sequencer Vol.4
CD5 Double Beat Sequencer Vol.5
CD6 Double Beat Sequencer Vol.6

SDRSW135 Merzbow『Horizon』(6 CD BOX)

MERZBOW
『Horizon』(6 CD BOX)

¥6,600(with tax)
SDRSW-135
2021年12月17日リリース

Amazon  https://amzn.to/3Ey7hP9

2018 年にスタートしたスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ、その第13 弾としてリリースされた作品をまとめたボックスが登場!本ボックス〈Horizon〉にはメルツバウが東日本大震災への創作での反応、直接的な
アニマル・ライツではないテーマへの移行の始まり、そして新たな機材(小型のオシレーター・シンセ、ドローン・マシーン、ミニ琴など)の導入などの動きを見せた2011~2012 年の音源を収めた『Insect 801』『雲の絶対値 Kumo No Zettaichi』『Sugamo Flower』『Bit Blues』『Kotorhizome』『Gman+』の6 作を収録。オシレーター・シンセやドローン・マシーンによる独特なテクスチャーのドローン・サウンドの多用が耳を引くが、それがリズミックなアプローチと重なるものやノイズ演奏と混然一体となり厚みやラウドさを感じさせるもの、そして終始なだらかに変化していく静謐さを保ったものなど様々な作風に結び付いている。

<作品概要>
2018年よりスタートしたメルツバウの未発表/発掘音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズ、その第13シリーズは2011~2012年に録音された音源を収めた『Insect 801』『雲の絶対値 Kumo No Zettaichi』『Sugamo Flower』『Bit Blues』『Kotorhizome』『Gman+』の6作であった。そしてそれらをまとめたボックス作品がこの〈Horizon〉である。
この時期には東日本大震災があり、メルツバウは福島とチェルノブイリの原発事故による放射能汚染をテーマにした『Dead Zone』という作品を2011年にウクライナのレーベルQuasi Pop Records からリリース、他にも『UZU ME KU』(Samboy Get Help! Recordings, 2012) のジャケットに用いられた長沢浄水場の写真には震災によって亀裂の走った柱が映っているなど、早くから創作によって事態への反応を見せた。
また、英Hypnagogia の依頼によりこの時期に着手された「聖牛」をテーマにした三部作『Kamadhenu』、『Surabhi』、『Gomata』は引き続きアニマル・ライツがテーマの作品ではあるが、『Lop Lop』(Rustblade, 2011)、そして後の『Konchuuki』(Essence Music, 2015) など直接的なアニマル・ライツではないテーマへの移行が徐々に見られる時期でもある。
加えて機材面でも新しく小型のオシレーター・シンセ、ドローン・マシーン、ミニ琴などの導入があり、サウンドを非常に強く特徴づけている。
収録されている6作ではオシレーター・シンセやドローン・マシーンによる独特なテクスチャーのドローン・サウンドの多用が共通項として見いだせるが、そこにリズミックなアプローチが重なるものもあればノイズ演奏と混然一体となり厚みやラウドさを感じさせるもの、そして終始なだらかに変化していく静謐さを保ったものなど最終的な作風は様々に異なっている。

よろすず

CD1 Insect 801
CD2 雲の絶対値 Kumo No Zettaichi
CD3 Sugamo Flower
CD4 Bit Blues
CD5 Kotorhizome
CD6 Gman+

SDRSW134 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.6』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.6』

¥2,200(with tax)
SDRSW-134
2021年12月17日リリース

Amazon  https://amzn.to/2ZFoFTC

スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.6』には2014年7月に録音された2つの演奏を収録。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.6』には2014年7月に録音された2つの演奏を収録。1曲目ではシーケンサーによって発されるもの以外にも反復的なサウンドが並走するカオティックな場面から前のめりなテクノ的な場面、そしてシーケンスが止むブレイク的な場面などが現れる起伏豊かな演奏。2曲目ではテクノ的な様相が強く、後半では自作楽器のサウンドもシーケンスに合わせパーカッシブに打ち鳴らされる。どちらの演奏も狂騒的な場面を擁しながらその時間に比してタイトにまとまった印象をもたらす名演。

よろすず

01. 14-7-2807
02. 14-7-1446

SDRSW133 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.5』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.5』

¥2,200(with tax)
SDRSW-133
2021年12月17日リリース

Amazon  https://amzn.to/3bwbSF4

スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.5』には2014年3月と4月に録音された2つの演奏を収録。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.5』には2014年3月と4月に録音された2つの演奏を収録。1曲目はシンプルなシーケンスの上でスクラッチ的な音色変化やザッピングされるようなノイズの切れ込みを操る即興が続く。20分を超える演奏ながら息継ぎなしで駆け抜けるような勢いが印象的な演奏。2曲目は単音のパルスから徐々に音程の上下がはっきりしたアルペジオへと変化していく構成が取られ、それに伴い荒んだノイズにも変化が生まれている。中でも中盤でメルツバウのシグニチャーサウンドともいえるAD-50による過激な音色変化がグルーヴィーにうねる場面は聴きどころだ。

よろすず

01. 14-3-2126
02. 14-4-3840

SDRSW132 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.4』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.4』

¥2,200(with tax)
SDRSW-132
2021年11月19日リリース

Amazon  https://amzn.to/3zN5xz1

スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.4』には2014年3月に録音された4つの演奏を収録。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.4』には2014年3月に録音された4つの演奏を収録。どの演奏でもチープな音色のシーケンスが鳴り続け、ハードなノイズサウンドとのコントラストが本シリーズの中でも際立っている。3曲目ではシーケンスの切り替えがわかりやすく複数回訪れ、ぶつ切りのミックステープにも近しいようなぶっきらぼうな展開が非常に魅力的だ。

よろすず

01. 14-3-919
02. 14-3-1925
03. 14-3-2527
04. 14-3-1222

SDRSW131 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.3』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.3』

¥2,200(with tax)
SDRSW-131
2021年11月19日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.3』には2014年の1月と4月に録音された3つの演奏を収録。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.3』には2014年の1月と4月に録音された3つの演奏を収録。1曲目はシーケンサーによるフレーズがボトム的に機能するシンプルな演奏となっているが、2曲目ではその存在が奥まったものとなり眼前で吹き荒れるようなノイズの騒音性が際立っている。ノイズの厚みの変化によってシーケンスと即興的なノイズの区分けが溶けるような瞬間も生み出されている。3曲目ではシーケンス自体の音色変化が効果的で、ノイズ音響や電子音も含めた全体のテクスチャーの移り変わりが巧みな演奏となっている。

よろすず

01. 14-1-1826
02. 14-1-1454
03. 14-4-2547

SDRSW130 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.2』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.2』

¥2,200(with tax)
SDRSW-130
2021年10月15日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.2』ではシーケンサーによるフレーズに加え、キックやアシッドなベースのようなサウンドもふんだんに用いられ、ゼロ年代半ばに展開されたグルーヴ重視の作風を新たな機材構成で再構築したような演奏となっている。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.2』ではシーケンサーによるフレーズに加え、キックやアシッドなベースのようなサウンドもふんだんに用いられ、ゼロ年代半ばに展開されたグルーヴ重視の作風を新たな機材構成で再構築したような演奏となっている。
前後半でのグルーヴの切り替えが効果的な1曲目、7分と比較的短い中での電子ノイズの炸裂が強烈に印象に残る2曲目、そして終始グルーヴが維持され、即興的なノイズとうねるような絡みを見せる20分超えの3曲目、どれも緊張感に満ちた素晴らしい演奏だ。

よろすず

01. 14-1-1724
02. 14-3-754
03. 14-1-2153

SDRSW129 Merzbow『Double Beat Sequencer Vol.1』

MERZBOW
『Double Beat Sequencer Vol.1』

¥2,200(with tax)
SDRSW-129
2021年10月15日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第14弾に突入!今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏した音源を収めた6作のアルバムが発表される。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。本作『Double Beat Sequencer Vol.1』には2014年1月に録音された15分前後の3つの演奏を収録。

<作品概要>
これまで13のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第14弾に突入。
今回のシリーズでは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められている。
このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズを構成する6作はDouble Beat Sequencer Vol.1~6と題されているが、Double BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。
本作『Double Beat Sequencer Vol.1』には2014年1月に録音された15分前後の3つの演奏を収録。どの曲でもシーケンサーによる反復フレーズの存在によってしっかりとしたボトムが感じられ、そのうえを駆け回るような目まぐるしいノイズの変化を楽しむことができる。2、3曲目では時間が進むにつれシーケンサーによるフレーズが変化しながらノイズの中に埋没していくような時間もあり、機械的なループとそのうえでの即興といった関係性で捉え切れなくなる瞬間の聴き心地の変化も魅力的だ。

よろすず

01. 14-1-2006
02. 14-1-1712
03. 14-1-1394