Merzbow
『Age Of 369』
¥2,000+税
SDRSW-40
2018年9月21日リリース
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メルツバウの1984年作品『Age Of 369』が、混沌・混乱した現在に再リリースされたことは、ほとんど「時代/無意識」の要請ではないか?「369」という謎めいた言葉が刻みつけられた本作を聴きながら私は、「ノイズ・ミュージックは人の、いや世界の、無意識に触れる現象である」と改めて感じ入ってしまった。
<作品概要>
本盤『Age Of 369』は、1999年に50枚組ボックス・セット『Merzbox』を送り出したことでも知られるオーストラリアのノイズ/エクスペリメンタル・ミュージック・レーベル〈Extreme〉が1996年にリリースしたCD2枚組『Age Of 369 / Chant 2』としても良く知られている音源である。正確には、そのディスク1に収録された「Age Of 369」部分のオリジナルにあたるカセット作品『Age Of 369』のリイシューである。 本作『Age Of 369』は、もしも「メルツバウのノイズとはいかなるものか?」と問われたとき最初に差し出すに値する音源といえよう。ここにはメルツバウ的ともいえる強靭かつ獰猛なノイズの蠢きが、計4トラックに渡って見事なまでに定着・録音されている。クレジットによると秋田氏は「ループ、メタル、ラジオ、マイクロフォン、チェイン、エレクトロニクス」を用いて本作のノイズ・サウンドを生成しているという。実に凄まじい音響の渦である。 デンシノオト
Track List:
1. A1
2. A2
3. B1
4. B2