Yves De Mey “Late-Night Patching 1”
イヴ・ド・メイ 『レイト・ナイト・パッチング 1』
¥1,800 + 税
SDRSW12
2016年12月15日リリース
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Line、Opal Tapes、Spectrum Spoolsなどなどのレーベルから登場し、電子音楽とテクノの荒々しい渦のなかを突き進む注目のプロデューサーYves De Mey。ベルギーはEntr’acteからリリースされた12″作品が、ボーナス音源を加えてCD化!
Yves De Meyによる電子音の舞踏的横溢に、宇宙的な無限のスケール感覚に、イマジネティブな音響空間に、なにより圧倒的な電子音の快楽に、全身で浸っていただきたい。ベルギーから発信された最尖端音楽/音響が、いま、ここに、生々しく息づいている。最高の電子音楽体験をお約束する。
CDリリースは日本盤が初。むろん単なるCD化ではない。ボーナストラック“Feed back Slak”が追加され、アートワークも新ディレクションが施されたスペシャル・エディションである。オリジナル盤を入手されたマニアの方も十分に満足できる仕上がりといえよう。(ライナーノーツ: デンシノオト)
Track List :
1. Eight Steps of Karplus
2. White Noise Spring
3. Feedback Slack* (bonus track)
4. And now the movie
5. WCBW
Yves De Mey
イヴ・ド・メイ
2009年に〈LINE〉から『Lichtung』、2011年に〈SANDWELL DISTRICT〉から『Counting Triggers』、2013年に〈ARCHIVES INTERIEURES〉から『Frisson』、〈OPAL TAPES〉から『Metric』、〈Modal Analsis〉から『Transfer EP』、2014年に〈Semantica〉から『Double Slit』などの秀作を発表し、着実にキャリアを積んできたアーティストでもある。
さらにPeter Von Hoessenの盟友でもあり、ユニットSendaiとしても活動中だ。こちらも〈Time to Express〉、〈Archives Interieures〉、〈Stroboscopic Artefacts〉、〈Konstrukt〉などの錚々たるレーベルから作品をリリースした。
そんな彼の評価を決定付けたアルバムは、〈Editions Mego〉傘下〈Spectrum Spools〉から2016年初頭にリリースされたサード・アルバム『Dawn With Shadow Pens』であろう。モノラル/即興で録音されたという『Dawn With Shadow Pens』は、廃墟の世界に鳴る ノイズ哀歌、もしくは錆びた鉄の花のごとき、メタ・マテリアルな音響作品であった。美しく、哀しく、しかし、即物的でノイジーな音響空間は、先端音楽マニアたちの耳と心を大いに惹きつけた。
Entr’acte
2005年から本格的な出版がはじまったベルギー拠点のレーベル。初期はノイズや実験音楽をリリースし、現在ではJoke Lanz (Schimpfluch)、DanielLöwenbrück (Tochnit Aleph)、Lee Gamble (Pan)、Strategy (Further、100%Silk)、Giuseppe Ielasi (Senufo Editions)、Dennis Tyfus (Ultra Eczema)、Sam Kidel (The Death Of Rave)、Imaginary Forces (Halcyon Veil)など、コンセプト力強い電子音楽から、熱を発するフリーなインプロ、追求していく現代のテクノといった、自らの実験精神を突き進む多彩な顔ぶれがそろう。これらが違和感なく並ぶのは、白く統制された美しいアートワークでパッケージになっているからだろう。デザインは主催者も兼ねるAllon Kayeによるもの。アンダーグラウンド愛ある先見性と質の高さは世界を見渡してもほかにない。いまの「エクスペリメンタル」を考えるなら外すことはできないレーベルである。