SDRSW127 Merzbow『Gman+』

MERZBOW
『Gman+』

¥2,200(with tax)
SDRSW-127
2021年9月17日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第13弾に突入!今回のシリーズでは東日本大震災への創作での反応、直接的なアニマル・ライツではないテーマへの移行の始まり、そして新たな機材(小型のオシレーター・シンセ、ドローン・マシーン、ミニ琴など)の導入があった2011~2012年の音源がリリースされる。本作『Gman+』にはこの時期に限定的なかたちでリリースされていたいくつかの貴重な音源がまとめられている。1、2曲目は2012年に少部数限定でリリースされたカセット作品『Gman/HJYUGTF2』(Midnight Sea Records)。3曲目「Hakutouwashi」は2011年のアルバム『Lop Lop』のスペシャル・エディションCDRに収録された音源。4曲目「Lop 13」は『Konchuuki』のスペシャル・エディションCDRに収録された音源。

<作品概要>
これまで12のシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウの未発表音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズは第13弾に突入。
今回のシリーズでは2011~2012年の音源がリリースされる。
この時期には東日本大震災があり、メルツバウは福島とチェルノブイリの原発事故による放射能汚染をテーマにした『Dead Zone』という作品を2011年にウクライナのレーベルQuasi Pop Recordsからリリース、他にも『UZU ME KU』(Samboy Get Help! Recordings, 2012)のジャケットに用いられた長沢浄水場の写真には震災によって亀裂の走った柱が映っているなど、早くから創作によって事態への反応を見せた。
また、英Hypnagogiaの依頼によりこの時期に着手された「聖牛」をテーマにした三部作『Kamadhenu』、『Surabhi』、『Gomata』は引き続きアニマル・ライツがテーマの作品ではあるが、『Lop Lop』(Rustblade, 2011)、そして後の『Konchuuki』(Essence Music, 2015)など直接的なアニマル・ライツではないテーマへの移行が徐々に見られる時期でもある。
加えて機材面でも新しく小型のオシレーター・シンセ、ドローン・マシーン、ミニ琴などの導入があり、サウンドを非常に強く特徴づけている。
本作『Gman+』にはこの時期に限定的なかたちでリリースされていたいくつかの貴重な音源がまとめられている。1、2曲目は2012年に少部数限定でリリースされたカセット作品『Gman/HJYUGTF2』(Midnight Sea Records)。3曲目「Hakutouwashi」は2011年のアルバム『Lop Lop』のスペシャル・エディションCDRに収録された音源。4曲目「Lop 13」は『Konchuuki』のスペシャル・エディションCDRに収録された音源。1~3曲目はドラム演奏と激しいノイズが入り混じる作風で、特に1、2曲目は単体の作品としてリリースされていただけあり統一感も感じさせる素晴らしい内容。4曲目はこの時期ならではの小型オシレーター・シンセ、ドローン・マシーンによる独特なテクスチャーで、ドローン状のサウンドを多く用いながらも変化の多い演奏を見せている。

よろすず

01. Gman
02. HJYUGTF2
03. Hakutouwashi
04. Lop 13