MERZBOW
『Double Beat Sequencer』(6 CD BOX)
¥6,600(with tax)
SDRSW-136
2022年1月21日リリース
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2018年にスタートしたスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ、その第14弾としてリリースされた作品をまとめたボックスが登場!本ボックス〈Double Beat Sequencer〉にはメルツバウの2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものが集められた『Double Beat Sequencer Vol.1~6』の6作を収録。シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズ名の一部ともなっているDouble BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。シーケンサーの使用自体が珍しいだけでなく、そのサウンドもこれまでの作品と異なる重心を持った独特なものとなっている。
<作品概要>
2018年よりスタートしたメルツバウの未発表/発掘音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズ、その第14シリーズは2014年の未発表録音からシーケンサーをバックに演奏したものを集めた『Double Beat Sequencer Vol.1』『Double Beat Sequencer Vol.2』『Double Beat Sequencer Vol.3』『Double Beat Sequencer Vol.4』『Double Beat Sequencer Vol.5』『Double Beat Sequencer Vol.6』の6作であった。そしてそれら6作全てをまとめたボックス作品がこの〈Double Beat Sequencer〉である。
シーケンサーはDwarfcraft Devicesの8ステップシーケンサーThe Pitch Grinderを使用。シリーズ名の一部ともなっているDouble BeatはMerzbowが愛用するRolandのWah FuzzペダルAD-50の名称である。このような傾向の音源は既出の作品では『Nezumimochi』(Cold Spring, 2014)や『Wildwood』(Dirter Promotions, 2015)に含まれている。
メルツバウにとってシーケンサーの使用例はこれまで非常に少ないが、その作風の変遷の中では様々な手段で反復するサウンドを用いられてきた。しかしながら本シリーズのシーケンサーによるループフレーズは例えばゼロ年代の作品で多用されたアシッドなベースサウンドのループなどに比べ高く広い音域で動くことが多く、どこか身軽な重心で展開していく演奏となっている。またシーケンサーのサウンドが切断されることで生まれるブレイク的な場面や、ノイズやAD-50を通したサウンドなどシーケンス以外の部分でもループが生み出され複数のグルーヴが並走する場面など、演奏に起伏を生むための趣向も様々なかたちで味わうことができる。
よろすず
CD1 Double Beat Sequencer Vol.1
CD2 Double Beat Sequencer Vol.2
CD3 Double Beat Sequencer Vol.3
CD4 Double Beat Sequencer Vol.4
CD5 Double Beat Sequencer Vol.5
CD6 Double Beat Sequencer Vol.6