SDRSW76 Merzbow『Tapestary Of Noise (6CD BOX)』

MERZBOW
『Tapestary Of Noise (6CD BOX) 』

¥6,000+税
SDRSW-76
2019年12月20日リリース

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2018年にスタートしたスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ、その第5弾としてリリースされた作品をまとめたボックスが登場!本ボックス〈Tapestary Of Noise〉には未発表のテープが多く残されていた1991年の録音を中心に構成された『Cloud Cock OO Grand (Another Mix)』『Crash For Hi-Fi Tapes』『Travelling』『Untitled 1991 Vol.1』『Untitled 1991 Vol.2』『Untitled 1991 Vol.3』の6作を収録。90年代初頭はメルツバウの活動においてライブの活発化により80年代のコラージュなどから過激なノイズサウンドへと作風の転換が行われた時期であり、本シリーズも全作が生々しいノイズ演奏を収めたものとなっている。

<作品概要>
2018年よりスタートしたメルツバウの未発表/発掘音源を収めたアーカイブ・シリーズ、その5つ目のシリーズはこれまでアーカイブなどの機会にあまり収録がなされておらず、未発表のテープが多く残されていた1991年の録音を中心に構成された『Cloud Cock OO Grand (Another Mix)』『Crash For Hi-Fi Tapes』『Travelling』『Untitled 1991 Vol.1』『Untitled 1991 Vol.2』『Untitled 1991 Vol.3』の6作であった。そしてそれらをまとめたボックス作品がこの〈Tapestary Of Noise〉である。
1991年の作品の特徴として、レコードのスクラッチやサンプリングが1980年代の『抜刀隊』の時のようなコラージュ的ではない新たな手法で使用されている点がまず挙げられる。それは具体的にはNextやDigitech社製のサンプリング・ディレイの導入によってもたらされた、よりリズミカルでカットアップ的な使用方である。この手法によるディレイ音の機械的な反復はシリーズの中で様々な形で用いられており、サンプリングされる音声やそのループ範囲などが切り替わることで場面や演奏の速度感の変化を瞬間的に演出したり、時には低い帯域でうねりグルーヴを生み出し、時には警報のように鳴り響き前のめりなノイズの炸裂を更に煽り立てるなど、幅広い機能を果たしている。
また、当時の作品は4chの複数のカセットの他に2chの複数のカセット、更に生演奏などをライブでカットアップし、ミックスすることで制作されていたが、今回はその素材となったテープ(ほとんどは4chのカセット)がカットアップなどを行わずほぼ未編集のまま使用されている。当時はTASCAM Porta Twoを使用してミックスが行われていたが、現在はその機材がないためTASCAM MFP-01を使用して新たなミックスが行われた。
メルツバウは89年のヨーロッパ・ツアー以降それまであまり行っていなかったライブを活発に行うようになったが、録音作品にもおいてもそれがダイレクトに反映され、90年代に入ってからの作品では80年代のコラージュなどとは異なる過激なノイズサウンドがメインとなっている。本シリーズはそのような作風の大きな転換期の貴重なドキュメントととしても、また以降のメルツバウの作品や演奏の雛形としても示唆に富んだ内容となっている。

よろすず

Track List:
CD-1 Cloud Cock OO Grand (Another Mix)
CD-2 Crash For Hi-Fi Tapes
CD-3 Travelling
CD-4 Untitled 1991 Vol.1
CD-5 Untitled 1991 Vol.2
CD-6 Untitled 1991 Vol.3