SWDTR 07 Ogiyy『Duality』

Ogiyy
『Duality』

¥1,500+税
SWDTR 07
2020年11月20日リリース

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1987年生まれ京都府出身、Jazzy SportやBeat Dimensions以降のビートシーンに影響を受けたというトラックメイカーOgiyyが2012年にDay Tripper Recordsより発表した初アルバム。陰と陽、光と影、都市と自然といった二重性をテーマとした全20曲が収められており、各トラックは音色の鮮やかさとは対照的に構造的にはシンプルさを保っている点が印象深い。多くが2~3分程度で流れていき、過度な昂ぶりを表現するより直感的に伝わる快楽性と足取りの軽さを重視したような仕上がりには、彼の創作スタンスが如実に表れている。

<作品概要>
1987年生まれ京都府出身、DJ Qbertに影響を受け16歳からDJを始め、Pete RockやPremier、Jay Deeに影響を受け18歳からトラック制作を開始。
その後Jazzy Sport(GAGLEやCro-Magnonなどをリリースする東京のレーベル/レコードショップ)や、Beat Dimensions(オランダのRush Hourが編纂したビートミュージックのコンピレーション。Flying LotusやHudson Mohawkeが参加)以降のビートシーンに影響を受け、20歳から東京を拠点に移し活動していたトラックメイカーOgiyyが2012年にDay Tripper Recordsより発表した初アルバム。
本作『Duality』には陰と陽、光と影、都市と自然といった二重性をテーマとした全20曲が収められており、各トラックは音色の鮮やかさとは対照的に構造的にはシンプルさを保っている点が印象深い。多くが2~3分程度で流れていき、過度な昂ぶりを表現するより直感的に伝わる快楽性と足取りの軽さを重視したような楽曲の連なりには、彼の創作スタンスが如実に表れている。
ダブステップから多様なポスト・ダブステップへという流れに代表される同時代のダンス・ミュージック、Flying Lotus以降大きな広がりを見せた(IDMの複雑性を昇華したうえでの)ビートメイク・シーンの隆盛、そしてチル・ウェイブ~ウィッチ・ハウスといったベッドルーム発の音楽動向までを視野に入れたDay Tripper Recordsのカタログの中でも、本作『Duality』はビートメイクのシーンにストレートに接続できる音楽性となっており、そういった音楽でこそといえるインスタントに摂取できる快楽性をシンプルに押し出した一作といえるだろう。

よろすず

Track List:
01. Shurin
02. Yadosu Kono Toki feat.Nadsroic
03. Realy Alright?
04. Tell Me
05. Breakthrough!
06. Kyo Mei
07. Steppin
08. Unihipiri
09. Llabyrinth
10. Tokyo Cycle
11. Summer Solstice
12. Slow Dayz
13. Starry Sky
14. Will U Be The One
15. Inor
16. Night Flighti
17. Midtown
18. First Mind
19. After XXX
20. X Day