2011年02月 アーカイブ

2011年02月07日

a sign paris - ozaka - kyoto / report

remodel project
「 a sign
paria - ozaka - kyoto 」report

振り返れば今回のremodel projectは、去年の夏、パリからレニエ・ルリコレ氏がジャン・ピエール・ターメルからの" Jean-Frrancois Jamoul( パリのシュルレアリスム美術家 ) のDVD " Temps Incertains " の贈り物を持って nu things JAJOUKAを訪ねてくださった時点で始まっていた。それとパリの映像学校に留学寸前のVelveljinのNicoとの出会い、「 a sign 」のサブタイトルにparis - ozaka -kyotoと付けたのはそれが理由だ。そして勿論最も大きいのは今回のレコード制作に関しての経済的な面をすべて担ってくださっているスタ
ジオ・ワープの中村泰之氏との巡り会い。こうした作品が出来上がったのは、去年の夏に始めたイヴェント " WIR SIND SOHNE VON STOCKHAUSEN – Deutschland Deutschland über alles – " や " Viva! Deutschland Elektrische Music - Die Erstrn Auffhrking - " を場とした、なんだかすべてが自然のながれのなかで生まれた不思議な縁で結ばれていることに、感謝。「 a sign 」を制作するにあたって、最も気を付けたのは、とにかく強制的/作為的に物事を進めるのではなく、ボクの周囲やnu thingsに集まっているアーティストたちのなかから、音楽的には勿論のことだが、それ以上に必然的になにか縁を感じるひとたちを冷静にピックアップした。12月10日にマスタリングが完了した以後は、商品の完成と、1月23日のkyoto club METORO 「 patchware on demand -耳とスペクトルの狭間から生まれた音楽-" a sign paris ~ ozaka ~ kyoto " release party in kyoto 」、1月29日のnu things JAJOUKA 「『 a sign 』 paris - ozaka - kyoto / remodel project release party 」まで、なんだかあっという間に時間が過ぎてしまった。今回参加してくれた関西在住のアーティスト、PsysEx の糸魚クン( 彼は今回の京都メトロでのリリース・パーティをすべてひとりで仕切ってくれた ) 、ヴィジュアルを全面的に担当してくれたSeihoクン、VelveljinのNicoやマナさん、武田クン、そしてnu thingsで自身主催のイヴェントをたびたびオーガナイズしてくれているJunya Tokudaクン。糸魚クンと徳田クンは30代、それ以外は全員23歳から25歳の若さで,それも今回のコンパイル作品の魅力のひとつでもある。ここで改めてみんなにありがとうと言っておきます ( そのなかでも現在パリで映像を学んでいて、今回のイヴェントには参加できなかったNico / Yohei Yamakagoと、今回の作品の完成度をアップさせるほどに素晴らしい曲を提供してくださったパリ在住のアーティストRainier Lericolais氏にspecial thanks! ) 。まあ、若い純なキミらと付き合っていて、とても楽しかったよ。このプロジェクト中、アーティスト同士、お互いが刺激し合い驚くほど成長しているのも感じたし、聞くところによるとVelveljinには東京のレコード会社からすでにオファーが来ているというし、今後彼ら全員が音楽の世界で成功してくれるだろう予感すら感じる。 CD+DVD「 a sign paris - ozaka - kyoto 」 ( remodel 01 ) は2月16日全世界一斉発売です。是非店頭なりAmazon、i tuneなどでチェックしてください。よろしく!。
( 上の写真は京都メトロのカウンターでイヴェントの始まる前に談笑する中村氏とボク。
その下はnu things JAJOUKAのイヴェント終了後の出演者全員での記念撮影 。カメラマンが悪いのか、それとももう朝方、みんなボロボロで、眠そうだね。 )

『a sign 』 paris - ozaka - kyoto
remodel project release party
Jan 29th ( sat ) 2011
@ nu things JAJOUKA
pm21.00-am05.00
adv 2500yen door 3000yen each inc. 1 drink
live: NHK ・ RUBYORLA ・ PsysEx
Seiho ・ Junya Tokuda ・ VELVELJIN
bricoleur: AGI Yuzuru



( 写真上段左から nu things 店内のオーディエンス 、Seiho、Tokuda Junya、Velveljin、PsysEx )
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kyoto club METORO
2011.01.23(Sun)19:00~
patchware on demand
-耳とスペクトルの狭間から生まれた音楽-
"a sign paris~ozaka~kyoto"release party in kyoto
エレクトロニカ, 音響
guest : intext / Furudate Ken
act : Junya Tokuda / VELVELJIN / Seiho
/ Arms Mo Enium /PsysEx
DJ : AGI Yuzuru / Tatsuya



( 写真上段左から京都Metoroでのオーディエンス、Velveljin、Seiho、Tokuda Junya、PsysEx )

**photo by Daigo Satoh ( 佐藤大悟 )

2011年02月22日

MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD!

MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD!

remodel projectの" a sign / paris-ozaka-kyoto " の仕事が一段落し、気を抜いたのが悪かったのか、先日の雪の朝から、風邪をこじらし、ずっと1週間ほど寝たきりで、起き上がるのも大変なほどだった。こんなことも珍しいことで、部屋でこれを幸いと、買いだめしてあったレコード/CDばかりを一日中聴いていた。最近特に気になる音楽といえば、ひとつはベーシック・チャンネル以後のミニマル・ダブと、SANDWELL DISTRICT / FEED - FORWARD ( SD2X12" 01/ SDLTD 7 )や、OLD APPARATUS / OLD APPARATUS ( 11GM0024 )、DASHA RUSH / FORMS AIN'T FORMATS ( FR002/003/004 )などのインダストリアルなサウンドスケープを持つポスト終末論的実在 ( post- apocalyptic entity ) を感じる音楽だが、それ以上に、熱のせいだった
のだろうか、あの静寂な雪の朝に聴いたマルコ・カローラのミニマル・テクノ、クリック・ミニマルのシンプルでクールなグルーヴは、しばらく耳についたまま離れなかった。それほどの感動を覚えたということだろう。音楽制作のためのソフトウェア " エイブルトン( ableton ) " というサンプリング・インストゥルメント/ミックスCD作成キットを駆使して作られたシンプルなグルーヴとベースライン。おそらくイビサのCocoon、Amnesiaパーティに集う人々の空気と、誠実な彼の人柄によって生まれたかのような、無駄をすべて削ぎ落としたクリック/ミニマルは、現在テクノ系の作品のなかで最もクールなグルーヴを持っている。イタリアのナポリ出身のミニマリスト、Marco Carolaは、90年代中期からZENITやPRIMATEといったテクノ・レーベルから作品をリリースしていたが、00年代のPLUS 8からのシングル「Apnea」のリリース以後は、その作風はミニマルへと変化し、今回発売されたばかりの、リッチー・ホウティン率いるMinusからの3部作 " Play It Loud! " は、ライトなディレイ・シンセのグルーヴがテクノ・ミニマルの最高作と呼びたいほどに衝撃的だった。これは決して熱のせいではなかったのだ。


MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD! ( MINUS106-01 )
A1: play it Loud
A2: Magic tribe
B1: suspense
b2: The jingle
all tracks written and produced by Marco carola
design: David Matos
made in Germany
Minus, eberswalderstr 609, 10437 Berlin
www.m-nus.com
MINUS 2011

Marco Carola - Play It Loud! (Original Mix)

Marco Carola - Black Box
http://www.youtube.com/watch?v=WM_fs2xjKUA

Marco Carola plays his track Play it loud @ Muretto Maratona 2010

**GianlukinoMnml | 2010年08月16日
Marco Carola plays his amazing track play it loud and in the end of the video David Squillace-Cubism relased Desolat


MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD! ( MINUS106-02 )
A1: Freak On
A2: Light House
B1: One Man Show
B2: Over Love
all tracks written and produced by Marco Carola
design: David Matos
made in Germany
Minus, Eberswalderstr 6-9, 10437 Berlin
www.m-nus.com
MINUS 2011


MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD! ( MINUS106-03 )
A1: Black Box
A2: Pop Up
B1: Question Of Time
B2: Kimbo
ll tracks written and produced by Marco Carola
design: David Matos
made in Germany
Minus, Eberswalderstr 6-9. 10437 Berlin
MINUS 2011


MARCO CAROLA / PLAY IT LOUD! ( MINUS106)
1. Intro
2. The Jingle
3. Magic Tribe
4. Kimbo
5. Light House
6. Black Box
7. The Tool
8. Suspense
9. One Man Show
10. Freak On
11. Groove Catcher
12. Rolling
13. The Method
14. Equinox
15. Pop Up
16. Play It Loud!
17. Over Love
18. Question of Time
written and produced by Marco Carola
design: David Matos
**released with card-sleeve packaging, comes without a booklet.
Total duration: 75:59 minutes
(P)+(C) 2011 Minus Inc.
Published by Minus Inc.
Made in Germany.
Printed on environmentally friendly material.
MINUS 2011

Marco with Richie Hawtin at Amnesia Closing 2009

DanceTrippin 132: Richie Hawtin & Marco Carola @ Amnesia Closing Party from DanceTrippin.tv on Vimeo.


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