2010年04月 アーカイブ

2010年04月04日

nu things JAJOUKA - 04

From Beat Generation to Zero Generation
4月8日 ( 木曜 ) のプレ・オープンATOMICのライヴと
4月10日 ( 土曜 ) のオープニング・パーティのお知らせ

プレ・オープンまであと4日、内装に予想以上に時間がかかってしまい、やっと今日、なんとか8日ATOMICのオープニング・イヴェントに間に合うめどがたった。最初、店の移転のため彼らのコンサートは不可能だと判断し、大阪公演はキャンセルしていただき、結局フライヤーなどでも告知できなく、関係者や大阪公演を楽しみにしてくださっていたオーディエンス、多くのひとにご迷惑をおかけしましたが、しかし3月中旬にこの新店舗工事の進み具合では店のオープンに間に合うだろうと判断し、急遽無理を言って再交渉し公演が実現できたという次第です。是非この機会にアトミックの素晴らしい音楽を体験していただきたく思います。アトミックに関しては2008年の12月06日にJaz' room nu thingsで行われたライヴ・レポートを参照ください。
http://www.nu-things.com/blog2/2008/12/atomic_retrograde.html

4月のスケジュールはそういうわけで思い通りの完璧な形でのブッキングはできず、nu things JAJOUKAの本格的始動は5月からという状態で、時間に追われるだけの、あたふたした忙しい毎日を過ごしている ( ウェブのデ
ザインも全面的に更新する予定だったが、間に合わず、とりあえず4月のスケジュールはStaff Blogの平野、中島クンのページをチェックして下さい) 。この内装期間中、いったい何人のひとがJajoukaに顔を見せてくれたことだろう。過去に何回か新しい店を立ち上げたけれど、オープンする前にこんなに多くのミュージシャンや知人
が現場に足を運んでくれたことなど、かってなかった。嬉しいことだ。このアメリカ村での新店舗は、おそらく想像以上の賑わいをみせてくれることだろう。
告知が遅くなりましたがオープニング・パーティは、4月10日の夜7時から深夜の3時まで、Opening Party " FROM
BEAT GENERATION TO ZERO GENERATION "
と題して、グレゴリー・コルベール(Gregory Colbert)のインド、ミャンマー、スリランカ、エジプト、ドミニカ、エチオピア、ケニア、トンガ、
ナミビア、南極大陸などで撮影したミャンマーの僧侶、トランス・ダンサー、サン族の人々たち人間と、ゾウ、クジラ、マナティ、ヒョウなど動物とのコラボレーションともいえる自然の美しい映像が収められたDVD " Ashes and Snow "、 リチャード・ラーナー監督のアレン・ギンズバーグ、ゲイリー・スナイダー、ウィリアム・バロウズ、チャーリー・パーカー、スティーブ・アレンらのインタヴューや証言と、50年代ビート世代の映像で構成されたDVD " ケルアックになにが起こったか " 、フランスのソルディデ・センチメンタルのジャン・ピエール・ターメルがつい先日送ってくれたDVD " Hommage a Pierre Molinier " での画布に精液を塗り、女装し、人形と自身の写真をコラージュするなど、フランスの最後のシュルレアリストといわれている背徳的、倒錯的な画家、写真家、人形作家ピエール・モリニエ( Pierre Molinier ) の映像と、ジェネシス・ブライヤー・オーリッジのパンドロジェニー・プロジェクトでのアッパー・イースト・サイドの美容外科医ダニエル・ベイカー博士の手によって行われた豊胸手術、 目と鼻の整形手術がシュールに撮影された映像などなどを流しながら、4時間ばかりのボクのDJイングと、当日パーティに参列してくれたミュージシャンたちのジャム・セッションで展開しようと考えています。
多くの方のご来店お待ちしています。
(nu things JAJOUKAの写真は工事中の未完成な店舗内を撮影したものですが、とりあえずアップしておきます )

nu things " JAJOUKA " は現在、出演バンド、各種イヴェント、パーティなど募集中です。 詳細などのお問い合わせはメール・アドレスrollcall@i.softbank.jpか店にお電話ください。


nu things JAJOUKA
大阪市中央区西心斎橋2-18-18
TOPORO 51 - B1
phone 06 6211 8711


2010年04月09日

ATOMIC - nu things JAJOUKA live

ATOMIC - nu things JAJOUKA live 2010.4.8

nu things JAJOUKAの内装も未完成のまま、昨夜のAtomic大阪公演のプレ・オープンにまでなんとか漕ぎ着けることができた。それに加えこのイヴェントの情宣もホームページで告知しただけで、それをリツイッターしてくれた心あるひとたちによって口コミのように広がっただけで、よくあれだけのオーディエンスが集まってくれたなあと、あらためて音楽の違いの分かる鋭い感性を
持った世界中に広がりつつあるアトミック・ファンの根の深さと、nu things支持者に感謝。アンコール曲をいれて全9曲、2時間ぶっ続けの怒濤のごとく熱く盛りあがった演奏で、nu thingsでの過去の2度のライヴをはるかに凌ぐ素晴らしいものだった。あれを体感できたひとたちは、彼
らの音楽の本質がCDにあるのではなく、ライヴの醍醐味にあることを思い知ったことだろう。音楽が本来持つ力の凄さを改めて昨夜のアトミックの演奏で再認識させられた。ほんと、あの場を共有でき堪能できて幸せだった。この1ヶ月、移転、内装工事に追われいまも疲れは完璧にとれていな
いけれど、nu things JAJOUKAを立ち上げてよかったよ! 。やっと一段落できた。rac_kaくんはTwitterで " Atomic めちゃめちゃすごかた----!!! ぐるんグルん。やっぱりすごい。ポールにーるせんラブは今日も男前だった " と呟いてくれている。演奏が終わった後、ピアノのHavard Wilkがボクにメモしてくれた昨夜アトミックが演奏した曲は 1. Roma 2. Papa 3. Edit 4. Fissures 5. King Kolax 6. Barylife 7. Two Boxes Left そしてアンコールの 8. Swedish Oklahoma 9. Green Mill Tilterの全9曲。ステージ終了後、彼らと少しばかり話したが、新しい店nu things JAJOUKAのレイアウトや空間の音の反響も気に入ってくれていて、ひと安心といったところだ。

ATOMIC / THEATER TILTERS VOL.1 ( JAZZLAND 273339-7 )
1. Green Mill Titer
2. Andersonville
3. Fissures
4. Murmansk
5. Bop About
Fredrik Ljungvist ( tenor and baritone saxophones, clarinet )
Magnus Broo ( trumpet )
Havard Wiik ( piano )
Ingebrigt Haker Flaten ( bass )
Paal Nilssen-Love ( drums )
recorded live at Teater Lederman / Stockholm by Thomas Hukkelberg on October 6th & 7th, 2009.
mixed and mastered by Thomas Hukkelberg at desibel, no, January 2010.
produced by Atomic, co-produced by Sten Nilsen & Bugge Wesseltoft.
cover design by Lasse Marhaug.
JAZZLAND RECORDINGS 2010

ATOMIC / THEATER TILTERS VOL.2 ( JAZZLAND 273341-0 )
1. Roma
2. Sanguine
3. Edit
4. Two Boxes
5. Barylite
Fredrik Ljungvist ( tenor and baritone saxophones, clarinet )
Magnus Broo ( trumpet )
Havard Wiik ( piano )
Ingebrigt Haker Flaten ( bass )
Paal Nilssen-Love ( drums )
recorded live at Teater Lederman / Stockholm by Thomas Hukkelberg on October 6th & 7th, 2009.
mixed and mastered by Thomas Hukkelberg at desibel, no, January 2010.
produced by Atomic, co-produced by Sten Nilsen & Bugge Wesseltoft.
cover design by Lasse Marhaug.
JAZZLAND RECORDINGS 2010

2枚のCDで完成されるアトミックの新作 " Theater Tilters " はまだザット聴いただけでゆっくり聴いてはいないが、昨夜のライヴで最も印象に残った、Vol.1の最初に収録されている" Green Mill Tilter " 、Vol.2のラストに収録されている " Barylite " 、昨夜は演奏されなかった" Bop About " にはバップや王道フリージャズなどというジャンルを超越したジャズ・アヴァンギャルディズム=アトミック音楽を構成している5人のミュージシャンの底知れない音楽スキルとテクニックの高さ、新しい時代感覚を感じる。静と動、緩と急、オブスキュアとパワー・ドライブ、特にこの作品ではベースとドラムの強度とたたみこみがアトミックのドラマチックな世界を際立たせていて快楽的/直覚的だ。とにかくボクにとって昨夜のアトミックのライヴは、なにかにつけて、稀にみる特別の夜だった。

2010年04月12日

TERITORAI - Ground Zero Jazz

TERITORAI - Ground Zero Jazz

4月10日のnu things JAJOUKAのオープニング・パーティ" FROM BEAT GENERATION TO ZERO GENERATION " には、大阪だけではなく遠くは東京や広島、神戸、京都などからも多くのひとが顔みせて下さって、予定の3時終了だったはずが朝の5時まで延長し、楽しく盛況に終えることができました。参列してくださった方にあらためてここでお礼を言っておきます。そして昨夜、11日の " nu jazz generation " 、これは確か10年ほど前に当時ボクが経営していた湊町のclub " cafe Blue " で、フィンランドのNuspirit Helsinkiや
ノルウェイのジャズランド・レーベルでのブッゲ・ヴェッセルトフトのnew conceptions of jazzというコンセプトを引き継いだものを展開しようと始めたイヴェントで、それをいまのnu thingsスタッフが引き継いでくれているもので、 20歳代の若手のミュージシャンたちによる
クラブジャズからファンク、アフロなどを横断する " ジャズの新しい解釈、再構築 " がみられる4バンドが競演していた。本町のJaz' room nu thingsでは、過去にスリープウォーカー、ソイル ( ・アンド・ピンプ・セッション ) 、ネイティヴ、ユッカ・エスコラ ( Five Corners Quintet ) な
どをゲストに、こうしたジャズ的なるものをたびたび展開していたが、あれから6年もの時間が流れると、関西では彼らの音楽に影響を受けたジャズ・ベーシスト岡本洋平クン率いるジャズ・アクティヴ ( Jazz Active ) を筆頭に、次世代の若いミュージシャンやバンドが少なからず表出し始めている。昨夜のイヴェントで最も印象的だったのは、テリトライ ( Teritorai ) という20歳そこそこの辻之本 ( sax ) 、眞砂陽地 ( tp ) 、ケビン ( pf ) 、北原悟史 ( b ) 、西井啓介 ( ds ) の5人からなるクインテットで、「音が鳴る限りダンスすること、ダンスさせる事をテーマとするライヴは躍動する音のぶつかり合いになる!」というのが彼らの音楽姿勢らしい。半年ほど前に彼らの音楽を初めて聴いた時の第一印象は、なんだかソイル・アンド・ピンプ・セッションの物真似だなというのが正直なところだった。しかし若いミュージシャンの鋭い感受性や感覚は、ある切っ掛けを与えてあげると短い期間にも関わらず、まるで別人のような驚くべき新たな変貌を遂げる。例えるならテリトライのジャズは、アメリカ同時多発テロ事件のニューヨークのワールドトレードセンター(WTC)が倒壊した跡地「グラウンド・ゼロ」の、ゼロ・ジェネレーション独特の終末論センチメンタル、70年代後半のブランク・ジェネレーション=ニューヨーク・パンクの衝動と破壊力を持つ暴力的ジャズといえるだろう。ひょっとすると、彼らがメジャーのフィールドに浮上するのは、ボクが考えている以上に早いかも。それほど、なんだか無限の魅力とオーラ、可能性を発するテリトライの " 爆心地 ( グラウンド・ゼロ ) ジャズ " だった。

http://www.myspace.com/teritorai

nu things " JAJOUKA " は現在、出演バンド、各種イヴェント、パーティなど募集中です。JAJOUKAはロックを始め、全音楽ジャンルに対応できるライヴ空間です。それに加えクラブ空間としても使用でき、ギャラリーとして展開できるスペースもあります。 詳細などのお問い合わせはメール・アドレスrollcall@i.softbank.jpか店にお電話ください。

***新しいホームページを立ち上げるまでnu things JAJOUKAの毎月のライヴ/イヴェント・スケジュールはstuff blogをチェックしてください。
http://nuthings.blog114.fc2.com/


nu things JAJOUKA
大阪市中央区西心斎橋2-18-18
TOPORO51 - B1
phone 06 6211 8711


2010年04月17日

nu things JAJOUKA Open!

nu things JAJOUKA
" You Know Your Own Music When You Hear It One Day "
Brion Gysin




鍵は音楽の中にある
文学やテクストに縛られない声
その鍵としての音楽
速いリズム 遅いリズム 重なり合うリズム 別々にズレたままのリズム
スチュアート・ブランドの " Whole Earth Catalog "
ジャック・ケルアック
ブライオン・ガイシン
ウィリアム・S・バロウズ
ブライアン・ジョーンズ
ジャジューカ
モロッコ 地中海 カルブ海文化 アフリカ 中近東 東ヨーロッパ 北欧
グレゴリー・コルベールの " Ashes and Snow "



nu things " JAJOUKA " は現在、出演バンド、各種イヴェント、パーティなど募集中です。JAJOUKAはロックを始め、全音楽ジャンルに対応できるライヴ空間です。それに加えクラブ空間としても使用でき、ギャラリーとして展開できるスペースもあります。
詳細などのお問い合わせはメール・アドレスrollcall@i.softbank.jpか店にお電話ください。

***新しいホームページを立ち上げるまでnu things JAJOUKAの毎月のライヴ/イヴェント・スケジュールはstuff blogをチェックしてください。
http://nuthings.blog114.fc2.com/


nu things JAJOUKA
大阪市中央区西心斎橋2-18-18
TOPORO51 - B1
phone 06 6211 8711

2010年04月19日

SORDIDE SENTIMENTAL - PIERRE MOLINIER+RAINIER LERICOLAIS+BREYER P-ORRIDGE

SORDIDE SENTIMENTAL
RAINIER LERICOLAIS
PIERRE MOLINIER
BREYER P-ORRIDGE
JEAN-PIERRE TURMEL

Republique Francaiseの12/03/10の消印のあるソルディデ・センチメンタルのジャン・ピエール・ターメルから送られた小包が届いた。ルーアン美術学校との共同製作の彼の新しいプロダクション作品を送りたいと、2月にレニエ・ルリコレ( Rainier Lericolais ) 夫人のリリ・キム( Lili Kim ) 氏から来たメー
ルに書かれていた作品 " Paraitre - Intangible " と、Pierre Molinier " Hommage a.." +Breyer P-Orridge " Thee Majesty " のDVDがそのなかに梱包されていた。ジャン・ピエール・ターメル ( フランス読みではジャン・ピエール・トゥルメルと呼ぶらしい) というと、ボクは決まって15-17世紀までも300年の間,埋葬地に指定されている墓地だった ( 1521年から22年にかけて全世界に猛威をふるったペストは、ルーアンのサン・マクロウの村をも飲み込み、小高い丘の上に掘られた共同墓地のなかに屍体は山積みにされた ) あのルーアンにあるサン・マクロウのグラン・エイトと、石作りの美しい死の色をしたゴチックの、フランボワイアン様式のセントーエンの大修道院の鐘楼を思い浮かべる。'81年の6月にルーアンにあるジャン・ピエールの部屋に3日間お世話になり、彼や、ジャン・フランシス・ジャモール、ルル・ピカソ、ローレンス・デュプレのインタヴューなどをしながらパリとルーアンを行き来したものだった。あれから30年か、過ぎ行く時の速さに思わずため息がもれる。
( 写真はジャン・ピエール・ターメル近影 )


HOMMAGE a PIERRE MOLINIER : 画家、写真家、オブジェクト・メーカーのピエール・モリニエ、1900年4月13日金曜日、南仏アジャン生れのボルドー育ち。フェティッシュなエロチシズムを描き続け、画布に精液を塗り、女装し、人形と自身の写真をコラージュするなど、フランスの最後のシュルレアリストといわれている背徳的、倒錯的なその画風は彼女の屍体とセックスし

PIERRE MOLINIER / JEUX DE MIROIRS

**LAKOLAK33 — 2008年01月21日 — EXPOSITION PHOTOGRAPHIES ET CARNET DE KARL LAKOLAK dans le cadre de la section contemporaine de l'exposition Molinier au Musée des Beaux-arts de Bordeaux. Commissariat de Mike YVE

ているようだと言われていた。彼の撮る写真の多くがフォトモンタージュで女装した自身の自画像でもあった。それらはJürgen Klauke、Cindy Sherman 、Ron Atheyなどに多大な影響を与えた。1976年ピストル自殺。チョークに次の単語を書き遺して " 私は自死しています。 鍵はコンシアージュにあります " と。その魔術的フェティシスト、ピエール・モリニエ( Pierre Molinier ) の映像と、ジェネシス・ブライヤー・オーリッジのパンドロジェニー・プロジェクトでのアッパー・イースト・サイドの美容外科医ダニエル・ベイカー博士の手によって行われた豊胸手術、 目と鼻の整形手術の模様とライヴが編集された映像。
性に関しては、ノーマルな ( かな?) ボクではあるが、こうした倒錯した世界もまた、ナルシシズムに充ち美しいものである。

SORDIDE SENTIMENTAL
http://sordide-sentimental.com/

HOMMAGE a PIERRE MOLINIER ( SSEV03 )
Satan Bouche un Coin ( 1967 ) / Jean-Pierre BOUYXOU & Raphael-G MARONGIU
*edition limitee a 500/435
SORDIDE SENTIMENTAL 2007

Pierre Molinier. Je suis Lesbien Putan
http://www.youtube.com/watch?v=hKZU1gOf_U8

Erotographica Presents: Pierre Molinier
http://www.youtube.com/watch?v=xkoUCmrYhhk

http://www.youtube.com/results?search_query=Pierre+Molinier&aq=f

Genesis Breyer P-Orridge with Thee Majesty (Live @ Santo's 09/21/09) part 3 of 4
http://www.youtube.com/watch?v=nZMjymo3D4U

**penduvideo — 2009年09月23日 — Genesis Breyer P-Orridge with Thee Majesty (Live @ Santo's 09/21/09) part 3 of 4
Part of the "Musicka Mystica Maxima" Festival presented by the O.T.O.
Video shot by Todd Pendu
Pendu Video is an extension of Pendu Org Arts & Actions... http://www.pendu.org.

Genesis Breyer P-Orridge with Thee Majesty (Live @ Santo's 09/21/09) part 1 of 4
http://www.youtube.com/watch?v=rrPSoreiigY

THEE MAJESTY - Live a la Foundation Cartier ( 2004 ) / BREYER P-ORRIDGE
1. At Last Thee Bitter Sweetness
2. I Was Mirage...
3. Thee Natural Distortion Ov Hopelessness Sharpens A Blood Quill
4. Dorman
5. Call Me Blues
6. New York Story
7. Transparency
8. You Are My Angel
9. Manchester
10. (Applause / Applaudissements )
11. Whether I See You...
12. Dazzle Camouflage
Thee Majesty were: Genesis Bryer P-Orridge, Lady Jaye P-Orridge, Bryin Dall, Baba Larriji and Edley Odowd
SORDIDE SENTIMENTAL 2007

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RAINIER LERICOLAIS " INTANGIBLE " : Aサイド " Unanstasbar " はダウンテンポの呪術的なグルーヴが延々と流れ、Bサイドは琴とピアノとノイズによる音響系のサウンドと、囁くようなリリ・キムと、サイモン・フィッシャー・ターナー ( ? ) によるポエトリーディングがメランコリックに収録されている。この2曲を聴いただけでは、なんとも批評できないが、彼のmyspaceに収録されている8曲を合わせて聴いて思うに、どこまでも映画のサントラを思わせる音楽の物語り性に重点の置かれたサウンドスケープを特徴とするようだ。フランス人アーティスト、レニエ・ルリコレはブルジュ美術学校在学中より音楽活動を始め、'97年の " Music For Direct To Disc Vs Mr Sillon " から2009年の " Reader's Digest " までフランスやドイツのopticalsound( 仏 )、semishigure( 独 ) 、ppt-stembogen( 仏 )、THT( 日仏 )などの小さな個人レーベルからポスト・エレクトロニカ・ポップ、室内楽、電子音楽の優しいヒューマニズム溢れた20を越える作品をリリースしている ( メジャーからはミュートレコードから2005年、サイモン・フィッシャー・ターナーとの共作 " lana lara lata " 、2006年には " no image " などがリリースされている ) 。個人的に思うに、彼の音楽は2次的なもので、実は美術作品こそが、すべての創造の源じやないだろうかと・・。不思議な素材で描かれた彼の絵画は素晴らしい! フランス、イタリア、ドイツ、ベルギーやスペインなど各地で展覧会活動も行っていて、また、いくつかのドキュメンタリー映画の音楽も手掛けている。この" Intangible " のテキストには、ロラン バルトの " 明るい部屋―写真についての覚書 " が使われている。ボクの快楽主義はいまも健在かと聞かれたら、なんと答えよう。それはあくまでも音楽的快楽であって、ロラン・バルトの文体にみられるテキストにおける快楽ではないと、言っておこう。残念なことに、自分の書いた文章や作家の書いた文章に酔うほどの、青臭さはボクにはない。


RAINIER LERICOLAIS / INTANGIBLE ( SS45010 )
A: Unanstasbar ( 2009 )
musique-Rainer Lericolais
texte-Stephan Eicher/Jurg Halter
voix-Stephan Eicher
B: Intangible ( 2009 )
musique - Rainier Lericolais / Simon Fisher Turner
texte et voix- Simon Fisher Turner / Lili Kim
piano - David Sanson
SPRDIDE SENTIMENTAL 2010

http://www.myspace.com/lericolaisrainier

Une minute de lecture #07 - La banda... & Rainier Lericolais

Assembly Line

Rainier Lericolais
bio images exhibition2007 exhibition2009 portfolio
http://www.optical-sound.com/releases/os.008.php

http://www.galeriefrankelbaz.com/wp/artists/rainier-lericolais/rainier-lericolais-images/
Rainier Lericolais à la galerie Frank Elbaz
http://lucileee.blog.lemonde.fr/2007/05/14/rainier-lericolais-a-la-galerie-frank-elbaz/

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MITE #00 MAGAZINE( SSTIM003 )
01. SIMON FISHER TURNER "Salade Canard "
02. PIERRE YVES MACE / Encyclopedie de la parole " Va va va you "
03. SAADANE AFIF & LOUIS SCOUFRARAS " Vice de Forme:Une Repetition "
04. JEAN PIERRE TURMEL " Interview "
05. IF " R.L.S.S."
06. THAT SUMMER " Karl-Marx Avenue "
07. RAINIER LERICOLAIS " In Conversation "
08. GEOFFOY MONTEL & SARAH RIGGS " Stromboli "
09. CATHERINE SCHWARTZ / ELISE MOULIN " Nocture dictee "
10. BLACK SIFICHI " Too much gear "
11. LOUIS HARDING MOONDOG & STEPHAN EICHER " Paris "
*edition numerotee et limitee a 150 exemplaires
SORDIDE SENTIMENTAL 2010
ヴィジュアル・ブックレットとCDがセットになったマガジン。音響系からロック、エレクトロニカ、ノイズ、ジャン・ピエールのインタヴュー、ムーンドッグの " Paris " などがコンパイルされジャン・ピエールならではの21世紀型ロック・イディオムが息づいている。当時彼の部屋のレコード棚には、サード・イヤー・バンドやアメリカのサイケデリック・バンドのレコードが多くあったように記憶している。30年の時間の経過のなかで、ボクはもはや彼と同じフィールドに立ってはいないが、それはボクのような表層だけを滑るようにして記号の海に溺れているのと、彼の血のなかに流れているフランス人ならではのシュルレアリズムやポストモダンの知の伝統を背負った者との違いだろう。ニッポン人の我々になどロックもパンク、ノイズもないのだ。それらのすべてが借り物のフェイク ( 模造品 ) 。しかしフェイクというのも,時には本物以上の輝きを放つことがある。偽物と本物との見分けもつかないほどに。ニホニーズ・ロック、いやジャズであっても・・、ニッポン人のミュージシャンの創造する音楽に触れるなら今後おそらくボクらは、本物を越えるフェイクな輝きを持つものを探すか、存在感のあるアーティストを探すしか未来への道が拓けないだろう。未だに銀行マンや占い師がロックをやってる国だものww。

2010年04月24日

BRICOLAGE - 30 FRI APRIL 2010 pm21.00-am03.00 at nu things JAJOUKA

BRICOLAGE
" You Know Your Own Music When You Hear It One Day " Brion Gysin
30 FRI APRIL 2010
pm21.00-am03.00
at nu things JAJOUKA
2000yen with one drink
bricoleur: AGI Yuzuru

フランスの文化人類学者・クロード・レヴィ=ストロースが " 呪術や神話における思考の特徴的なパターンを、 その体系そのものすら寄せ集めからなるブリコラージュ状態からなっていると言ったように、 クラブカルチャーにおける最新音楽の特徴はそれに似て、 様々な音響のサンプリングによって再構築されている織物のようで、 スキャンダラスだ。 ひとつのジャンルでは語りきれない複雑なその先端音楽には、 ジャズからロック、パンク、ノイズ、エレクトロニック、アフリカの民族音楽、地中海音楽など、 過去のすべての音楽とリズムに謳われてきた物語り ( 神話 ) を引用し、横断した寄せ集めの状態で、 サイケデリック・バロキスム復活の、グロテスクな奇形でもある。 まあ、フランスの文化人類学者・クロード・レヴィ=ストロースの" 野生の思考 " からジャック・デリダの " ディスクール " などのフランス現代思想を持ち出すまでもなく、 音楽とはそもそも、そのような知のありかた?を蹴り返し嘲笑う、シャーマニックな代物だったのだ。 阿木譲がallcityレーベルでの " Fulgeance " 、" Matthewdavid " や、Carl Craig & Moritz Von Oswald " Recompsed " 、Flying Lotus " Los Angels " 、Firecrackerレーベルの " Miles Away " 、Linkwood Family " Piece of Mind " 、Madlibなどの最新のレコード、CDだけをコンパイルして、音楽におけるポストモダン言説、あらたな神話体系をブリコラージュする。

◉30日当日、pm8.30くらいからイヴェントの終わるまで、2台のカメラを使ってUSTREAMにてリアルタイムにOn Air実況中継します。nu things JAJOUKAに来れない東京や、地方の方は楽しみに。多くのViewersがあることを期待しています。当日はTwitterで書き込みでもして遊んでやってください。

http://www.ustream.tv/channel/nu-things-jajouka

フライヤーに林檎を使った訳は?
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/apple.html



使用映像
●SEAN mcCANN - Coppicing
●RICHAAR LAINHART - Short Films
Dreamwood ( 2002 )
One Year ( 2008 )

●PETER TSCHERKASSKY - Films from a Dark Room
L'arrivee
Outer Space
etc....

●BRASILINTIME -Um Filme de Mochilla
Music is a dialectical memory game, It is history with a heart beat...

●BAD BOY MADE GOOD
Leger / Murphy BALLET MECHANIQUE

●WALTHER RUTTMANN - BERLIN, DIE SINFONIE DER GROBSTADT & MELODIE DER WELT
Kurzfilme/Short films/Court-metrages Opus I-IV 1921-1925
Lichtspiel opus 1 1921
Opus II 1922
Opus III 1924
Opus IV 1925
Werbefilme/Commercials/Films Publicitaires 1926-1927
Der Aufstieg 1926
Spiel der Wellen 1926
"Dort wo der Rhein... " 1927
Walther Ruttmann
Der Sieger 1922
Das Wunder 1922
Das Wiedergefundene Paradies 1925
WALTHER RUTTMANN: Zeichnungen und Gemalde/Drawings and Paintings/ Dessins et tableaux 1911-1920
Aushangphotos/Lobby cards/Photographies de promotion

●HANS RICHTER - early works
Rhythmus 21 (1921 )
Rhythmus 23 ( 1923 )
Filmstudie ( 1926 )
Two Pence Magic ( 1927-28 )
Symphonie Diagonale
etc....

●DADA CINEMA
MAN RAY - Le Retour A La Raison ( 1923 )
- Emak Bakia ( 1926 )

●AVANT GARDE 1927-1937
CHARLES DEKEUKELEIRE - Historye de Detective
- Combat de Bone
- Visions de Lourdes
HENRI STORCK - Sur les Bords de la Camera
- Pour vos Beaux Yeux

nu things JAJOUKA周辺にはライヴハウスやクラブ、ディスコが乱立している。平日はそれほどでもないが、週末や日曜日にもなると、ニューウェイヴやヒップホップ、パンク、ロック系のファンションに身を包んだ若者達で朝まで賑わいをみせている。その彼らのファッションをみただけで過去のそうした音楽にあった記号から、彼らがどんな音楽を嗜好しているかが見抜ける。だからといって彼らに、それらの時代や音楽にあったラディカルな意識や思想を標榜する生活態度とが一致しているというのでもない。いわゆる好み、ファッションだ。それは音楽を演奏しているミュージシャンにだって言えることだが・・。彼らのように軽やかにパッシンスルーしていくことこそが賢明な時代だろうって、か? あの80年代ニューウェイヴのように。いま、地球をある高みから俯瞰して耳を澄ますと、そこにはあらゆる音楽が重なり合って聴こえてくるだろう。民族音楽からテクノまでの。Bricolageでは、エコテックなそうしたブリコラージュ世界を構築できたらなと思っている。USTREAMで実況中継するので、現場に来られない方は是非パソコンの前で双方向でコミュニケート可能 ( ボクに質問でもあれば即時その場で答えることも出来るので ) なこのイヴェントに参加して下さい。





主な使用塩化ヴィニール/CD
MIKE SLOTT / Knock Knock (2X7 )
FULGEANCE / the revenge of the nerd ( 3X7 )
LE N?KO / akedam ( 5X7 )
AUTECHRE / (Oversteps - ) ( WARPLP 210 )
JOHN CAGE / JC + TT + Set EP (C.017 )
PRODUCER #2 / pt1/4 ( FC704 )
FLYING LOTUS / Cosmogramma ( WARP 195 )
T++ / Wireless ( HJP49 )
TAKE - MATTHEW DAVIS / Los Angels 1/10 ( ACLA10X10X2 )
CARL CRAIG & MORITZ VON OSWALD / Recomposed By new mix ( Deutsche Grammophon 272 4750 )
MORITA VON OSWALD TRIO / Vertical Ascent Patterns 1,2,3,4 ( HJRLP 45 )
DETTMANN / DETTMANN (Ostgut Ton )
MONOLAKE / SILENCE ( ML025V )
KOJARA / RITUAL MUSIC FROM KOJARA ISLANDS ( -- )
**********




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EMILIO HAZO / Panoramico ( Rediaciones Armonicas 7 794910 102635 )
NONPLACE 10 th Anniversary Edition ( non 28 )
BURNT FRIEDMA / Con Ritmo ( no 26 )
FRIEDMAN & LIEBEZEIT / Secret Rhythms 3 ( nonplace 25 )
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MADLIB MEDICINE SHOW NO.3 / Beat Konducta In Africa ( MMS003 )
MADLIB MEDICINE SHOW NO.2 / Flight To Brazil ( MMS002 )
MILES AWAY / the Last Electro-Acoustic Space Jazz & Percussion Ensemble ( STH 2171 )
YOUNG JAZZ REBELS / Slave Riot ( STH 2224 )
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THE ELYSIAN QUARTET - GABRIEL PROKOFIEV STRING QUARTET NO.1 (nonclsscd 001 )
LONDON SINFONIETTA / Warp Works & Twentieth Century Masters ( WARPCD 114 )
KEKKOO KOSKINEN / Agatha ( RTCD06 )
JIMI TENOR / Recomposed ( Deutsche Grammophon 00289 476 5676 )
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R.E HEWITT JAZZ ENSEMBLE / Winter Winds The Complete Works: 1968-70 ( NA 5044 )
THE LLOYD MILLER TRIO / Electricone ( JM12.020 )
DALINDEO / New Creation ( RT034 )
TIMO LASSY / The More I Look At You ( RT032 )
ASTRO CAN CARAVAN / The Nagual Julian ( RT026 )
DALINDEO / Vintage Voyage ( RT031 )
POVO / on The Spot Rework EP ( RT028 )
AUTEUR JAZZ / Two Jaguars in Warsaw ( RT025 )

and etc......

nu things " JAJOUKA " は現在、出演バンド、各種イヴェント、パーティなど募集中 です。JAJOUKAはロックを始め、全音楽ジャンルに対応できるライヴ空間です。それに加え クラブ空間としても使用でき、ギャラリーとして展開できるスペースもあります。 詳細などのお問い合わせは メール・アドレス don-hirano@hotmail.co.jp か nu things JAJOUKA - phone06 6211 8711にお電話ください。

***新しいホームページを立ち上げるまでnu things JAJOUKAの4月のライヴ/イヴェント・スケジュールはstuff blogをチェックしてください。
http://nuthings.blog114.fc2.com/
2010年5月以後のスケジュールは上段左のscheduleの項目にアップしています。

nu things JAJOUKA
大阪市中央区西心斎橋2-18-18
TOPORO51 - B1
phone 06 6211 8711


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