remodel 03 V.A. 『Musik』

発売日:2019年10月21日
定価:¥4,000(-税別)
品番:remodel 03
仕様:□オリジナル マスターテープよりデジタル リマスタリング
           □CD2枚組( 紙ジャケット)
           □限定400set
           □各CDジャケットは新デザイン
           □オリジナル レコードジャケットのカード入り
           □135㎜×135㎜×17㎜のオリジナルボックス
           □ヴァニティ ロゴステッカー
           □ライナーノーツ

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V.A.
Musik

CD-1
01. Pessimist-Sattyuzai
02. Un Able Mirror-Hischool Pigs
03. Un Able Mirror-Ignorant Animal
04. Mr-213
05. Adode/Cathode-..Of The Passive Voice Through The Light
06. Kiiro Radical-Denki Noise Dance 1
07. Kiiro Radical-Denki Noise Dance 2
08. Kiiro Radical-Denki Noise Dance 3
09. Kiiro Radical-Denki Noise Dance 4
10. Kiiro Radical-Denki Noise Dance 5
11. Tokyo-Cassette Tape

CD-2
01. Daily Expression-Inka Sanka 1
02. Daily Expression-Inka Sanka 2
03. Plazma Music-Green Brain
04. Nose-Dolby Nr On
05. New York 1976
06. Arbeit-Bundes Nachrichten Dienst
07. Invivo-Isolation
08. Necter Low-Artificial One

remodel 03
21.Oct 2019 release
4.000yen+tax

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ヴァニティレコードより1981年にリリースされた2枚組ボックスセット「Musik」の初CD化。すべてオリジナル マスターテープよりデジタルリマスタリング。
当時、日本中から送られてきたカセットテープの中から13アーティストを選んでLP2枚組に収録したレコード。
初期宅録ミュージックのモニュメント的作品集。

<作品概要>
VA – Musik(1981年)
全国各地からRMへ送られてきた100本以上のカセット・テープの中から選出された13組を収録した2枚組コンピレーション。手頃になったシンセサイザーやマルチ・トラック・レコーダーの登場で80年代中期から世界中のアンダーグラウンド・シーンで活性化するエクスペリメンタルな宅録テープ音楽発生初期のモニュメント作品。
第五列とピナコテカからのリリース作がある『Adode/Cathode』、成田宗弘(ハイライズ)の『Tokyo』、B.C.レモンズ前身『Plazama Music』、RM表紙画を描いたアヒム・デュホウの『Arbeit』、ヴァニティから単独カセットが出された『黄色ラジカル』と『Invivo』、阿木本人によるニューヨークでのフィールド録音『New York』以外は、詳細不明の匿名アーティスト達が並んでいる。テープ・ヒス・ノイズまみれでロウファイな音質を超えた様々なアイデアとDIYスタイルの集積。

テキスト 東瀬戸 悟

 


Ⅱ 嘉ノ海幹彦

ロシアのセルゲイ・エイゼンシュタイン監督映画『戦艦ポチョムキン』の中で登場する戦艦の叛乱に呼応するオデッサ市民のように、『ロック・マガジン』の呼びかけに多数のミュージシャンが作品を送ってきた。
”MUSIC”は音楽と題された作品だが、時代に対しての蜂起した作品群だ。その蜂起の仕方は13組のアーティストで多種多様であり、ひとつとして同質のものはない。
『ロック・マガジン』では、ジェネシス・P・オリッジが「industrial music for industrial people」として展開したindustrial musicを工業神秘主義音楽と名付けた。80年代の音楽は、この工業神秘主義音楽に代表される実験的でオルタナティヴな方向性へと変わっていく。
ロックでは”Cabaret Voltaire”や”Bauhaus”が登場し”Adam and the Ants”が「未来派宣言」を歌っていた。

 


Ⅲ Y.Hirayama

スロッビング・グリッスルによって拡散していったDIYムーヴメントとしてのインダストリアル・ミュージック、それが育んだカセットテープ文化にならって作られたようなオムニバス企画である。参加者が一部を除いて詳細不明であり、80年代初頭その刹那にしか現れなかったインディ・ミュージック、商業用ラベルとなる前のそれを切り取った貴重かつ痛快な記録だ。
スーサイドの影響色濃いプラズマ・ミュージックや、LAFMS的サウンド・モンタージュを見せるアルバイト、アーロン・ディロウェイのプロトタイプにも思えるアノード/カソードやネクター・ロウなど、今日エクスペリメンタルと称されているサウンドの型が既に日本の中でも確立されていたことを証明する意味でも重要なコンピレーションである