remodel 36 V.A.『Vanity Box Ⅰ』

発売日:2020年9月18日
定価:¥8,000(-税別)
品番:remodel 36
仕様:
□ブックレット1 8P
□ブックレット2 8P
□ポストカード 4 枚
□オリジナル ボックス(135×135×22mm)
□CD5 枚組(紙ジャケット)BOX SET
□CD-1 はオリジナルマスターテープより佐藤薫氏監修による新デジタルリマスタリング
□CD-2,3,4,5 はオリジナルマスターテープよりデジタルリマスタリング

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V.A.
Vanity Box Ⅰ

CD1 R.N.A.ORGANISM – R.N.A.O Meets P.O.P.O
CD2 BGM – Back Ground Music
CD3 SYMPATHY NERVOUS/MAD TEA PARTY/PERFECT MOTHER – 7”singles
CD4 SYMPATHY NERVOUS – Sympathy Nervous
CD5 SAB – Crystallization

remodel 36
18.Sep 2020 release
8.000yen+tax

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日本初のインディペンデント・レーベルの1つともいわれ70年代末から80年代初頭の日本の自主制作/インディーズ音楽シーンを語る上において欠くことのできない重要な存在であるVanity Records。本作『Vanity Box Ⅰ』はそのVanity RecordsのカタログからR.N.A.ORGANISM『R.N.A.O Meets P.O.P.O』、BGM『Back Ground Music』、SYMPATHY NERVOUS『Sympathy Nervous』、SAB『Crystallization』、そして80年にリリースされた7インチ3作を纏めた『VANITY 7″ singles』をまとめたCD5枚組のボックスセット。ダブやファンクの影響を昇華したポスト・パンクのヴィジョンやエレクトロニクス・ミュージックをはじめ、当時のエッジーなサウンドが見事なクオリティで収められている。

<作品概要>
『Rock Magazine』編集長の阿木譲によって1978年に設立され、パンク以降の価値観で活動する新たなバンドや、バンド活動を経た音楽家のオルタナティブなアプローチ、時代の先端としてのエレクトロニクス・ミュージックやインダストリアル・ミュージックなど、同時代の先鋭的な音楽動向をいくつかの側面から捉えてみせたVanity Recordsは、日本初のインディペンデント・レーベルの1つともいわれ70年代末から80年代初頭の日本の自主制作/インディーズ音楽シーンを語る上において欠くことのできない重要な存在だ。
本作『Vanity Box Ⅰ』はそのVanity Recordsのカタログから80年にリリースされたLPであるR.N.A.ORGANISM『R.N.A.O Meets P.O.P.O』、BGM『Back Ground Music』、SYMPATHY NERVOUS『Sympathy Nervous』と、同じく80年にリリースされた7インチ3作を纏めた『VANITY 7″ singles』、そして79年にリリースされたLPのSAB『Crystallization』をまとめたCD5枚組のボックスセット。
EP-4の佐藤薫がプロデュースした最初のグループとして知られるR.N.A.ORGANISM、当時17歳の高校生だった白石隆之によるBGM、『U.C.G.』と命名された自作のコンピュータ・システムを駆使する新沼好文のSYMPATHY NERVOUS、これら80年にリリースされたLP作品ではダブやファンクの影響を昇華したポスト・パンクのヴィジョンとエレクトロニクス・ミュージックの要素がそれぞれに異なるバランスでせめぎ合っている。
『VANITY 7″ singles』には声とエレクトロニクスの使用を共通項としたSYMPATHY NERVOUS、MAD TEA PARTY、PERFECT MOTHERの楽曲が収められ、Vanity Recordsのリリース中でも際立ってポップな仕上がりが耳を引く。
唯一79年のリリースであるSAB『Crystallization』は東洋的なモチーフ/サウンドを効果的に配したコズミックなアンビエント・ミックスといった音楽性で、現在のニューエイジ・リヴァイヴァルや日本の環境音楽の再発見といった動向の中でも興味深く響く一作だ。

よろすず