E231 3RENSA( Merzbow.duenn.Nyantora)『REDRUM』LP Version

3RENSA( Merzbow.duenn.Nyantora)
『REDRUM』LP Version

¥2,778+税
E231
2019年1月18日リリース
LP(国内流通盤)
Entr’acte

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本作『REDRUM』はMerzbow、Duenn、Nyantoraによるバンド「3RENSA」のデビュー作となるアルバムだ。バンド名は2017 年リリースの同じ三者による初の共演盤であったアルバム『3RENSA』からとられている。2018 年9月にリリースされたCD とは別ミックスによるLP Versionがベルギーのアントラクトよりリリース。

<作品概要>
『REDRUM』は2017年夏にレッドブルスタジオにてレコーディングされた音源を各々がミックスした計6曲から成り立っており、このプロセスと収録形態はアルバム『3RENSA』に連なるものだ。本バンド内でのパートクレジットはMerzbowがドラムとエレクトロニクス、duenn がエレクトロニクス、Nyantoraがギターとエレクトロニクスとなっている。このように本作『REDRUM』はバンド「3RENSA」のアルバムでありながらその在り様は3者それぞれのミックスという名の視点を介して多義的に示されており、バンドという枠組みが発生したことによってその音楽が何らかの方向性へスタティックに定着するといった事態は避けられている。
むしろバンドの外側にそのメンバーをミキサーとして再度置く、バンド(=集合)とメンバー(=個)の脱構築的な関係性をリスナーに意識付けさせるようなディレクションはノイズ、アンビエント、ドローン、エクスペリメンタル、ロックなど固有のタームでもってその実像を掴もうとする聴衆の思惑をすり抜けていくような流体的なバンドの在り方を印象づける。
レコーディングをそのまま収めたドキュメントでもなく、ひとつの音楽的なコンセプトを提示するでもなく、個別の視点を通した6つのここにしかない「3RENSA」を作り上げ、記録すること。そしてその記録の一時性、独立性がバンドの変容の可能性や流体性までを抱合的に暗示するとするならば、本作はバンド「3RENSA」からの最も誠実なプレゼンテーションといえるのかもしれない。 よろすず

Track List:
1 Redrum session 1.1 Merzbow
2 Redrum session 2.1 Duenn
3 Redrum session 3.1 Nyantora

B 1 Redrum session 1.2 Merzbow
2 Redrum session 2.2 Duenn
3 Redrum session 3.2 Nyantora

Merzbow: drums/electronics
Duenn: electronics
Nyantora: guitar/electronics