SDRSW121 Merzbow『Arrangement(6CD BOX)』

MERZBOW
『Arrangement (6CD BOX)』

¥6,600(with tax)
SDRSW-121
2021年7月16日リリース

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2018年にスタートしたスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ、その第11弾としてリリースされた作品をまとめたボックスが登場!本ボックス〈Arrangement〉には2004年から2005年にかけての音源を収めた『15 August 2006』『27 August 2006』『Bloodour』『Coma Test』『Yono’s Journey』『Feedback Purple Yellow』の6作を収録。この時期には2003年に秋田氏がヴィーガンとなって以降の動物の権利に対する眼差しがより具体的な問題への反対声明として作品上に表れ、また音楽的な面でも1999年から試みられたラップトップ・コンピューターのみによるライブを止めて再びアナログ機材を使うようになるという大きな変化があった。このボックスにはそれらの変化に強く関連したライブ音源や、同時期の作品のアウトテイクや別バージョンなどが収められている。

<作品概要>
2018年よりスタートしたメルツバウの未発表/発掘音源を中心に収めたアーカイブ・シリーズ、その第11シリーズは2006~2007年の音源を収めた『15 August 2006』『27 August 2006』『Bloodour』『Coma Test』『Yono’s Journey』『Feedback Purple Yellow』の6作であった。そしてそれらをまとめたボックス作品がこの〈Arrangement〉である。
この時期のメルツバウの作品には『Minazo』(Important Records, 2006)、『F.I.D. (Fur Is Dead)』(Fourth Dimension Records, 2006)、『Bloody Sea』(Vivo, 2007)、『Merzbear』(Important Records, 2007)、『Peace For Animals』(Quasi Pop Records, 2007)などがあるが、これらの作品がそれぞれ江ノ島水族館で飼育されていたミナミ・ゾウアザラシ追悼、毛皮反対、捕鯨とイルカ漁反対、熊虐殺反対、靖国神社放鳩式への抗議というメッセージを持っていることからもわかる通り、2003年に秋田氏がヴィーガンとなって以降の動物の権利に対する眼差しがより具体的な問題への反対声明として作品上に表れたことがまず目を引く特徴となっている。
またこの時期には音楽的な面でも、1999年から試みられたラップトップ・コンピューターのみによるライブを止めて再びアナログ機材を使うようになるという大きな変化があった。最初はラップトップに自作楽器といくつかのエフェクターを足したのみの構成であったが、時期が進むにつれ次第にアナログの比重が増えていくこととなる。加えてこの頃にはラップトップのみでのライブでは止めていたステージ上のアンプの使用も再開されている。
本ボックスの収録作には90年代後半のメルツバウ作品において重用されたEMS Synthi Aを(コンピューターやペダル・エフェクターなどと合わせて)再び使用したライブ音源や、同時期の作品のアウトテイクや別バージョン、更にこの時期の特異な試みの一つであったポスト・ブラックメタル的な音楽性を見せる音源などが収められている。
中でもこの時期のライブ音源は、シンセサイザー、自作楽器とペダル・エフェクター、そしてコンピューターと、それぞれ長い時間をかけて確立されたアプローチが複数組み合わされているだけあり、圧倒的な充実度を感じさせる内容。

よろすず

CD List:
CD1 15 August 2006
CD2 27 August 2006
CD3 Bloodour
CD4 Coma Test
CD5 Yono’s Journey
CD6 Feedback Purple Yellow