SDRSW16 Merzbow, Duenn, Nyantora 3RENSA

Merzbow, Duenn, Nyantora “3RENSA”
メルツバウ、ダエン、ニャントラ『3RENSA』

¥2,000 + 税
SDRSW16
2017年4月16日リリース

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本作『3RENSA』は、この3人のノイズ/エクスペリメンタル・ミュージック音楽家による記念すべき初のコラボレーション・アルバムである。わずかでもこの3人の存在や作品をご存じの方ならば、これがとんでもない事態だとお分かり頂けると思う。私などは、このアルバムこそ日本のエクスペリメンタル・ミュージックの「共演史」に残る録音/盤になるのではないか?と夢想してしまったほどである。そしてアートワークは宇川直宏!!

Merzbow もはや語るまでもない日本のノイズ(ときにジャパノイズなどといわれる)のゴッドである。80 年代から今日に至るまで膨大なリリース数を誇り、現在も留まることなく驚異的な数のアルバム・リリースやライブを展開する現在進行形の偉人である。その暴風のように強靭なノイズは、遠く海外のマニアにまで知れ渡っており、ノイズの歴史100 年で記述するポール・ヘガティの著書『ノイズ/ミュージック』では、Merzbowだけで一章を割いていたほどだ。近年は、灰野敬二、Balazs Pand との共演作『AN UNTROUBLESOME DEFENCELESSNESS / 迷惑をかけない無防備』や、Sun Raの未発表音源をハーシュ・ノイズ化した『STRANGE CITY』など、音楽史を再構成するようなリリースや、池田亮司と
の越境的な共演ライブを行うなど刺激的なコラボレーションを実践している。

Duenn 彼は福岡で日本有数のカセット・レーベル〈Duenn〉を主宰・運営するアーティストである。同レーベルは、イクエ・モリからshotahiramaまで世代を超えたアーティストの作品をリリースしており、その独自のキュレーションは若い音楽ファンを中心に絶大な信頼を得ている。彼自身も優れたアンビエント/ドローン作家であり、2016年には、京都の〈shrine.jp〉から『A message』という静謐なアンビエント/ドローンの傑作をリリースした。また、自身のレーベル〈Duenn〉からは、アンビエント作家Celerとのスプリット・アルバム『Symbols』や、Francisco Lopes、Lawrence English、DJ Olive、Duenn+Nyantoraのトラックをコンパイルしたカセット・アルバム『TIME』をリリースし、マニアたちを驚愕させる。岡田拓郎(森は生きている)とのコラボレーション・アルバム『Mujo』も発表するなど、ロックとアンビエントの垣根を超えた聴き手を獲得。彼が、この『3RENSA』のキーマンであることはいうまでもない。

Nyantora Duennとの共演経験もあるNyantoraは、90 年代末期から00年代にかけて同時代的な人気を博したスーパーカーの中村弘二のアルターエゴである。音の遊戯を実践するために創造されたかのような、このNyantor 名義で中村は、メジャー/インディの垣根を超えた活動 を展開。06年に活動を停止していたが、2010年に「White EP」をリリースし活動再開。翌年Duennレーベルから「Duenn feat Nyantora」をリリースし、Duennレーベルのイベントにて初ライブをする。以後ライブ活動を頻繁にやるようになる。近年では、Duenn やHair Stylistics(中原昌也) と共演した静謐なドローン・ライブ・アルバム『YCAM LIVE』(2016)を日本の〈SAD rec.〉からリリース。また、ライブ会場、自身のオンラインサイトMeltintoにて、音の質感と時間にフォーカスをあてた作品集「Texture」シリーズをCD-Rでリリースし続けている。2016年からナスノミツル、中村達也とバンドMUGAMICHIRUを結成し、さらなる活動の幅を広げている。

デンシノオト