SDRSW83 Merzbow『Spring Harp-O』

MERZBOW
『Spring Harp-O』

¥2,000+税
SDRSW-83
2020年3月20日リリース

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第7弾に突入。このシリーズでは1996年から1998年にかけての発掘音源がリリースされる。本作『Spring Harp-O』には1998年に録音され2004年に『Last Of Analogue Sessions』(Important Records)という3枚組CDボックスの中の一枚としてリリースされた『Spring-Harp』のアウトテイクを収録。シンセの音を多用した近い時期の作風に比べるとエフェクトの種類やパラメーターを瞬時に切り替えるような突飛な音の変化が多発するコラージュ度の高い作風を聴くことができる。また、この時期にリリースされたメルツバウ作品のアートワークには近代建築の写真が多く用いられていたため、今回のシリーズのアートワークにも全て1998年頃に秋田氏が撮影した建築物などの写真が使用されている。

<作品概要>
これまで6つのシリーズがリリースされているスローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第7弾に突入。このシリーズでは1996年から1998年にかけての発掘音源を収めた6作が順次リリースされる。
シリーズの第6作となる本作『Spring Harp-O』には1998年に録音が行われ、後の2004年に『Last Of Analogue Sessions』(Important Records)という3枚組CDボックスの中の一枚としてリリースされた『Spring Harp』のアウトテイクを収録(タイトルの‘O’はOuttakesの’O’)。
“Spring Harp”という印象的なタイトルは谷崎潤一郎の小説「春琴抄」をそのまま英訳したもので、元々は「Excerpt from Spring Harp」というタイトルが付けられていた。
内容はシンセの音を多用した近い時期の作風に比べるとエフェクトの種類やパラメーターを瞬時に切り替えるような突飛な音の変化が多発するコラージュ度の高い作風となっている。これはオリジナルリリースの『Spring Harp』においても少なからず聴き取れる特徴であるが、アウトテイクである本作では1、2曲目のタイトルにも“Collage”の語が用いられているように音の様相の急激な切り替わりがより強調されている。

よろすず

Track List:
01. Spring Harp Collage 01
02. Spring Harp Collage 03
03. Drum Loop Mix 1
04. Fragment 1