CRAWLING CHAOS / CRISPY AMBULANCE / STOCKHOLM MONSTERS

CRAWLING CHAOS
CRISPY AMBULANCE
STOCKHOLM MONSTERS

CASCADES 90
「ジャズ的なるもの」からブリティッシュ・ロックへの回顧 90

81年、Deniyse Willemのエロティックでシュールな絵画が配されたクローリング・カオスの " The Gas Chair " や、Martyn Atkinsによるクリスピー・アンビュランスの " Unsightly & Serene " のジャケットには、不吉な、湿った沼地に立つ屍や幽霊が描かれていて、それらは自殺したイアン・カーティスの亡霊に憑かれた死望依存症候群のような、ロックが死に絶える寸前のエロスとタナトスのアンビバレンツな欲望が混在した暗い気配が漂っていた。
CRAWLING CHAOS / THE GAS CHAIR ( FAC BN.6. )
ボクもまた、ロックの未来や、ロックファンという存在の嘘っぽさ、集まってくる編集スタッフの力量のなさに絶望を感じ始めていた頃で、'76年の春から'82年までの、6年もの間に42冊もの雑誌 " rock magazine "を編集し終え、ひとつのピリオドを打つために2ヶ月間ドイツ、デュッセルドルフからベルギー、ブリュッセル、イギリス、ロンドンに取材旅行に出かけて
いた。'82年の rock magazine 41号のなかで「雑種と奇想異風派音楽」と題して " しかし、暗い。雑種、それは多過ぎるゆえの詭弁。概念のニューモード。ハイブリッド・キッズたちは・・・新世界の未だやってこない混沌の森や鏡のなかで右往左往うろたえている " といった文章を書いたが、'82年といえばソニーが日本初のコンパクト・ディスク・プレーヤーとCDソフトを発売した年で、アナログからデジタルへの次世代メディアへの移行が進んでいた。いまから思えば'82年の、その技術革新は想像以上に音楽の聴き方そのものをも変化させたし、時代をも激変させてしまった象徴的な出来事だったように思える ( ボクはいまでも主にアナログレコードで情報を得、音楽を聴き続けているが、気がつくといつの間にかCDの数は増殖している) 。レコード音楽を考えるときにニッポンでは、多くのひとはメジャーなレコード会社から発売される産業音楽やアメリカのヒットチャートでの情報だけに洗脳されていて、それこそが音楽のメインストリームだと思い込んでいる。しかしそうではないんだ。イギリスやヨーロッパの音楽シーンは60-80年代のような勢いはないが、いまも個人が設立したインディペンデント・レーベルから発売される音楽がシーンを切り拓いているのだ。メジャーな産業音楽は、常にその後追いをし理財を稼いでいるだけ。経済大国と言われてきたニッポンでは、情報技術 ( Information and Communications Technology ) や漫画文化などに投資する起業家は数多く生まれたが、ヴァージンやラフトレード、ファクトリー、トーキンラウド、モ・ワックスなどに匹敵するインディペンデント・レーベルを立ち上げる起業家がひとりもいなかったというのも不思議な話である。 ( その音楽やコンセプトはアメリカの産業音楽に向いていて、ボクの大嫌いな芸能そのものでダサいが、唯一、エイベックスだけが、ある意味でインディペンデント・レーベルの、90年代ディスコ・カルチャーに於けるノウハウを活用し急成長して成功した例と言えるかも知れない ) 。

Madchester - The Sound of the North (part 1 of 8)

マンチェスターのグラナダ・テレヴィジョンが、Steve LockとSimon Masseyによって制作した "Madchester-The Sound of the North " には、ノースサイド、ハッピーマンデーズ、808ステイトなどを通して、 " 24アワー・パーティー・ピープル " とは違った角度で捉えたファクトリー・レコードの壊れていった栄光がリアルに記録されている。

ファクトリー・レコードは、マンチェスター、リバプールを中心とする北西イングランド地域と、リーズやシェフィールド、ヨークを中心とするヨークシャー・ハンバー地域のノース・イングランドから発生する音楽、ビートルズ
やノーザン・ソウルから受け継がれてきた伝統的なノーザン・サウンドを象徴するもので、トニー・ウィルソン ( Tony Wilson ) によって設立された。'50年マンチェスター/ソルフォード (Salford) に生まれ、マンチェスターのテレビ局グラナダ・テレビの番組So It Goesの司会を務めていた彼は、78年1月にファクトリー・レコード (Factory Records) を設立し、ドゥルッティ・コラム、キャバレー・ヴォルテール、ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズなど地域のバンドのレコードをリリースし、レコード売り上げも好調で大成功する。その後、'82年に19世紀の織物工場の建物を再利用したクラブ・ハシエンダをオープンする。ファクトリー・レコードからクラブ・ハシエンダに続く彼の運動は80年代の終わりには、マッドチェスター (Madchester)・ムーヴメントとなり、70年代のパンク・ムーヴメント以上の、イギリスの音楽シーンを揺るがすほどの大きな影響を与えたが、そもそもアンチ金儲け主義のトニー・ウィルソンは、アーティストの権利を何よりも優先させる方針から資金的に行き詰まり、ファクトリー・レコード自体も'92年に、ハシエンダも'97年に事実上経営破綻している。死の直前の2007年のインタヴューでトニー・ウィルソンは、" 私はこの業界で仕事をしてきて、まったく金儲けをしなかった ( I'm the one person in this industry who famously has never made any money ) " という発言を残しているが、ピーター・サヴィルのジャケット・アートワークにみられる1枚々のレコードにかける金銭感覚をみても、それは頷けるだろう。しかし、イギリスでの、こうした70-80年代のインディペンデント・レーベルにおけるビジネスのノウハウは、このニッポンの音楽業界ではまだまだ活用可能で成長可能なものだと、ボクは信じているし、ニッポンの音楽産業の未来の答えはここにしかないとさえ思っている。JPopにみられるようにロック・ミュージックで億という金が簡単に稼げる時代なら、億単位で融資してくれる投資家がいるなら、そのプロジェクトに参画してもいいと、思っているけど。アイデアは腐るほど眠っている。やってみる? ( 4年ほど前に久しぶりにお茶した、若い頃からの知人にBeingの長門大幸氏がいる。彼はハードロックやポップミュージックという記号を使いB'zや倉木麻衣で大儲けし、現在、大阪の堀江界隈の不動産を買い占めて、ビルを何軒も建てたり所有している。彼に関しては、正直、微妙な感情だけれど、音楽で大儲けする、金銭至上主義のこうした生き方もあるんだよ。)
(photo by Fray Bentos / " St Helens, Lancashire , 1969 " " Moss Side, Manchester, 1969 " )

Madchester - The Sound of the North (part 8 of 8)
http://www.youtube.com/watch?v=wgsP760gQtE

Martin Hannett and Tony Wilson at Strawberry Studios in July 1980
http://www.youtube.com/watch?v=XI-w7LjSNi4

Tony Wilson Interview In Hulme, Manchester
http://www.youtube.com/watch?v=oW5ChNf3Z1c

The Factory records saga Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=lnKhvdiWQG8

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CRAWLING CHAOS

CRAWLING CHAOS / SEX MACHINE ( FAC 17 )
A: Sex Machine
B: Berlin
produced by Crawling Chaos
vocals by Strangely Perfect
sleeve by Saga and G + L
published by Foetus Products Music
distributed by Rough Ttade and Pinnaccle
FACTORY RECORDS 1980
天文学、憂鬱な自然科学、恐怖ファンタジー小説、科学への関心で結ばれたDoomage Khult ( guitar ) とStrangely Perfect ( vocal ) の2人が、イギリス、タインサイド、ノーザンバーランドの学校で出会ったことによって'76年に始められたクローリング・カオス。そのバンドの名前は、悪夢のなかの架空の不思議な生き物 ( 神の想像物) から採用されている。セッション・メンバーは彼らの他にドラムスにErrol Dynamic、ベースにSteve SmoothとDave Cookなどから構成されている。トニー・ウィルソンのテレヴィショウのコネを通じてファクトリーからデヴューすることになったクローリング・カオスは、ジョイ・ディヴィジョン亡き後釜として、ファクトリーもプッシュしようとしていたが、レーベルの管理体制の不備からマスターテープを紛失するなど多くのアクシデントがあり、いつの間にかファクトリーとの関係に歪みが発生し、結局リリースされたのは7インチシングル1枚だけで、他の作品はベルギーのベネルクスと、フィータス・プロダクトからリリースされている。音楽的にはポスト・ジョイ・ディヴィジョンというよりも、ニューウェイヴ色の強いヘヴィ・アンド・モダンなギターポップ。ジョン・サヴェージはパンク版ホークウインドと形容していた。

CRAWLING CHAOS / HOMUNCULUS EQUINOX ( FOETUS -- )
A: 1. What's Your Noise 2. Fuel for the Blond Ethiopian 3. Taste of Honey 4. Mummy's Tummy 5. Vallium B 6. Ashen 7. Tom's Bum (There's) 8. Singing Gnats 9. Heavy Lovin' 10. The Mongolian Steak Bar
B: 1. Voèdoux 2. Tell Me Why 3. East of West Alotment 4. Suck 5. One More Peso
recorded at The Pits Studio
FOETUS PRODUCTS 1981

CRAWLING CHAOS / THE GAS CHAIR ( FAC BN.6. )
A: 1. Macabre Royale 2. Creamo Coyl 3. Left Hand Path 4. Guinness 5. Arabesque
B: 1. Harry 2. Disierta Membra 3. Canadian Pacific 4. Breaking Down
produced by Crawling Chaos
enregistre en angleterre
fabrique en belgium
illustrations de Denyse Willem
FACTORY BENELUX 1982

CRAWLING CHAOS / C ( FOETUS 3 )
√1: 1 . Gygno
2. Urbane Encounter
3. Wee Jimmy (Part II)
4. Worms
5. The Katrina Syndrome
6. Friends
i : 1. Jhonn's Angel
2. The Vulva Boatman
3. Fraüline Le Moîne
4. D.S.S.
5. Skaill
produced by The Crawling Chaos
ⓒ 1984 Foetus Products 1 Bebside Hall, Bebside, Blyth Northumberland, England
vez: distributed by Red Rhino and the Cartel
FOETUS PRODUCTS 1984

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CRISPY AMBULANCE

CRISPY AMBULANCE / UNSIGHTLY & SERENE ( FAC 32 )
A: Deaf
B: Not What I Expected
recorded on the Twenty Second
and Twenty Fourth of July 1980
at The Graveyard
produced by Stewart Pickering
and Crispy Ambulance
sleeve Martyn Atkins
FACTORY RECORDS 1981
マンチェスターで、'78年にAlan Hempsall ( vocal ) 、Keith Darbyshire ( bass ) 、Gary Madeley ( drums ) 、Robert Davenport ( guitar ) によって形成されたクリスピー・アンビュランスは、ポストパンク・バンドとして表出した。ジョイ・ディヴィジョンと同時期に結成された彼らには、そのパンクでシュールなサウンドとジャケットの暗さからポスト・ジョイ・ディヴィジョンとして解釈され、サウンドからはア・サーテン・レシオとも比較されていた。でも、これもファクトリー・サウンドを象徴するニューウェイヴ・バンドのひとつと言ったほうが賢明だろう。当時、アラン・ヘンプソールはイアン・カーティスの後釜としてニュー・オーダーでのヴォーカルをオファーされていたほどに、ある種のタレント性を持っていた。当時のニューウェイヴ・バンドの多くに特徴の、バンド生命も短命に終わり'82年にアルバム" Fin " を最後に解散している。

Deaf
http://www.youtube.com/watch?v=nHdUoQz8JXc

crispy ambulance
http://www.youtube.com/watch?v=_KGp0g1hJig

Crispy Ambulance - Factory Night Plan k 15/12/07
http://www.youtube.com/watch?v=imNqRZTr67A

CRISPY AMBULANCE / FROM THE CRADLE TO THE GRAVE ( AAR 001 )
A: From The Cradle To The Grave
B: Four Minutes From The Frontline
Gary Madeley ( drums )
Alan Hempsall ( vocals )
Keith Darbyshire ( bass )
Robert Davenport ( guitar )
produced by Stewart Pickering
AURAL ASSAULT MUSIC 1980

CRISPY AMBULANCE / LIVE ON A HOT AUGUST NIGHT ( FAC BN 4 )
A: The Presence
B: Concorde Square
produced by Martin Hannett
recorded at Cargo Studio, Rochdale
recorded January 25 & 29, 1981
design, Hennebert
Enregistré en Angleterre, au studio Cargo à Rochdale.
Enregistré les 25 & 29 janvier 1981.
Publié par Aural Assault Music
Fabriqué en Belgique.
℗ & © 1981
FACTORY BENELUX 1981

CRISPY AMBULANCE / THE PLATEAU PHASE ( FBN 12 )
side 1 : 1. Are You Ready?
2. Travel Time
3. The Force And The Wisdom
4. The Wind Season
5. Death From Above
side 2: 1. We Move Through The Plateau Phase
2. Bardo Plane
3. Chill
4. Federation
5. Simon's Ghost
produced by Crispy Ambulance and Chris Nagle
published by Aural Assault Music
FACTORY BENELUX 1982

Are You Ready
http://www.youtube.com/watch?v=CyM_4cMv6ak

CRISPY AMBULANCE / SEXUS ( FBN 18 )
side 1: Sexus
side 2: Black Death / Life Is Knife
produced by Crispy Ambulance
engineered by Gilles Martin
design by JFO/VAG
FACTORY BENELUX 1984

Sexus
http://www.youtube.com/watch?v=cjHjKe4fbW0

CRISPY AMBULANCE / COMPRISING : THE PLATEAU PHASE, LIVE ON A HOT AUGUST NIGHT, SEXUS ( FBN 12 CD )
1. Are You Ready?
2. Travel Time
3. The Force And The Wisdom
4. The Wind Season
5. Death From Above
6. We Move Through The Plateau Phase
7. Bardo Plane
8. Chill
9. Federation
10. Simon's Ghost
11. The Presence
12. Concorde Square
13. Sexus
all titles by Crispy Ambulance
tracks 1-10 produced by Crispy Ambulance and Chris Nagle Sept '81
tracks 11 and 12 produced by Martin Hannet Jan '81
track 13 produced by Crispy Ambulance Jan '82
design by Haannebert
FACTORY BENELUX 1989

CRISPY AMBULANCE / FIN ( LTMCD 2302 )
1. Rainforest Ritual
2. United
3. Choral
4. Green Light / White Shirt
5. Brutal
6. The Plateau Phase
7. Nightfall Ends The Ceasefire
8. Bardo Plane
9. At The Sounding of The Klaxon
10. Chill
11. I Talking / You Talking ( parts 1 + 2 )
12. Lucifer Rising
13. Black Death ( Life is Knife ) *
14. From The Cradle to The Grave*
15. Four Minutes from The Frontline*
live recordings except (*) studio - full credits in booklet
this compilation ⓒ Les Temps Modernes 1990
all titles written and performed by Crispy Ambulance
except (2) written by Carter / Christopherson / Fanni-Tutti / P-Orridge, TG . for Paula, published by Southern Music
all live tracks mixed by Jon Huest
LES TEMPS MODERNES 1990

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STOCKHOLM MONSTERS

THE STOCKHOLM MONSTERS / ALMA MATER ( FACT 80 )
'80年の夏に南部マンチェスターでトニー・フランス ( vocal- Tony France ) 、ジェド・ダフィー ( bass - Jed Duffy ) 、シャン・ヒーラ ( drums - Shan Hira ) を核に結成されたストックホルム・モンスターズ。名前の由来はデヴィッド・ボウイの'80年のアルバム" Scary Monsters (and Super Creeps) " から採られた。後にメンバーはキーボードにリタ・ヒーラ、トランペットにリンゼー・アンダーソン、そしてカール・フランス、ジョン・ローズを加えた。ファースト・シングル" Fairy Tales " でのトニー・フランシスのヴォーカルはNME誌のPaul MorleyやZig Zag誌のMick Mercerから、ピーター・ガブリエルと比較され絶賛されていたが。ストックホルム・モンスターズは、アルバム" Alma Mater Plus " にクレジットされているジャズ・トランペッターのLindsay Andersonもまたこのバンドを際立たせていた要因のひとつだが、個人的にはこのかったるいユルユルの演説調のヴォーカルとサウンドこそが、80年代ニューウェイヴの本質だったと思う。ファクトリーから発表された作品の多くが、ニューオーダーのピーター・フックによりプロデュースされているが、'87年の "Part Line " で彼らの活動はピリオドを打つ。当時から思っていたことだが、ストックホルム・モンスターズの作品が、もしラフ・トレードからリリースされていたら、その評価はもっと正当になされていただろう。70年代の終わりから80年代頭にかけてのニューウェイヴ、過剰なまでにリリースされていたその数の多さに惑わされ、ボクもそれらの音楽の本質を見損なっていたかも知れない。

Stockholm Monsters - Soft Babies
http://www.youtube.com/watch?v=Qd5vxkHa15Y

Stockholm monsters Stupid 1987 Demo audio only
http://www.youtube.com/watch?v=8XvmMi9y0Ko

STOCKHOLM MONSTERS / FAIRY TALES ( FAC 41 )
A: Fairy Tales
B: Death Is Slowly Coming
written by Stockholm Monsters
artwork by Mark Farrow
published by East Sixty First Street
printing Garrod and Lofthouse
FACTORY RECORDS 1982

STOCKHOLM MONSTERS / MISS MOONLIGHT ( FBN 19 )
A: Miss Moonlight
B: 1. The Longing
2. Lafayette
* a Be Music Production
engineered by John Dixon
all songs by Stockholm Monsters
published by East Sixty First Street
sleeve by Mark Farrow and SM.
FACTORY BENELUX 1983

stockholm monsters - the longing
http://www.youtube.com/watch?v=vrN6_Lv-y0c

THE STOCKHOLM MONSTERS / ALMA MATER ( FACT 80 )
A: 1. Terror 2. Where I Belong 3. Decalogue 4. Winter 5. Five O'Clock
B: 1. Life's Two Faces 2. Your Uniform 3. E. W. 4. To Look At Her 5. Something's Got To Give
John Rhodes ( guitar ) / Karl France ( bass, keyboards ) / Lindsay Anderson ( trumpet ) / Shan Hira ( drums )
recording engineer: CJ
production engineer: Mike Johnson
overall production: Be Music
all songs written by Stockholm Monsters
design and lettering: Trevor Johnson
FACTORY RECORDS 1984

stockholm monsters - life's two faces
http://www.youtube.com/watch?v=OPkrZ_HffvI

STOCKHOLM MONSTERS / HOW CORRUPT IS ROUGH TRADE ? ( FBN 46 )
A: How Corrupt Is Rough Trade?
B: Kan Kill!
written by Stockholm Monsters
sleeve artwork by TJ
producer: Be Music
recorded at Suite 16 Rochdale
published by Hat Gerucht
FACTORY BENELUX 1985

The Stockholm Monsters - Kan Kill! (Vicoland Tribute)
http://www.youtube.com/watch?v=cZnN-bn-bhU

STOCKHOLM MONSTERS / PARTYLINE ( FAC 146 )
A: Partyline
B: 1. Militia
2. Partylive
written by Stockholm Monsters
produced by Be Music & Stockholm Monsters
engineered by Shan & CJ
recorded at Suite 16 Studios, Rochdale
design: Johnson / Panas, Manchester
published by Corrupt Music
FACTORY 1987

STOCKHOLM MONSTERS / GREETINGS TWO ( GRT 2 / MASO 70002 )
A: Party Line
B: 1. Militia
2. Dumbstruck
performed by Tony France, Karl France, John Rhodes, Shan Hira
recorded at Suite 16 Studios Rochdale
engineered by Shan Hira & C.J.
produced & composed by Stockholm Monsters
front cover photo by Lucia Baldini
back cover photo by Franco Fusini
project by Giampiero Bigazzi
* made in Italy
MATERIALI SONORI 1987

STOCKHOLM MONSTERS
http://www.prideofmanchester.com/music/stockholmmonsters.htm

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